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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


7.1 ステータスポーリングの概念

この節では,State Pollerがポーリンググループの評価に使う順序など,ネットワーク監視の簡単な概要を示します。この項を読んだあと,さらに詳細な情報については「7.2 ステータスポーリングの計画」に進んでください。

ネットワーク検出と同じように,ネットワークでクリティカル,または最も重要なデバイスのネットワーク監視に関心を集中する必要があります。NNMiは,トポロジデータベースにあるデバイスにだけポーリングを実施できます。どのネットワークデバイスを監視するか,使用するポーリングの種類,およびポーリングする間隔を制御できます。

モニタリングの設定]フォームのインタフェースとノードの設定を使って,デバイスのステータスポーリングを高度化し,さまざまなクラス,インタフェースの種類,およびノードの種類についてポーリングの種類と間隔を設定できます。

State Pollerのデータ収集がICMP(ping)応答を基礎にするか,またはSNMPデータを基礎にするかを設定できます。NNMiは,ユーザーが有効にするデータ収集の種類から,実際のMIBオブジェクトへの内部的なマップを自動処理し,設定を大幅に簡略化します。

メモ

(SNMPエージェントに加えて)Webエージェントが設定されている場合,NNMiは追加のプロトコル(例えば,VMware環境用のSOAPプロトコル)を使用できます。

ポーリング設定の計画を作成するときは,State Pollerサービス用にインタフェースグループとノードグループをセットアップする方法について考える必要があります。グループという概念については「4.6 ノードグループおよびインタフェースグループ」と「4.7 ノード/インタフェース/アドレス階層」を参照してください。

〈この節の構成〉