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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


6.4.5 自動検出ルールを評価する(ルールベース検出だけ)

予期しない検出結果に遭遇した場合は,自動検出ルールを再検討します。

NNMi検出でアドレスヒントが見つかる場合は,最初の一致ルールを使用してノードを作成するかどうかを判定しています。一致するルールがない場合,NNMi検出はヒントを廃棄します。自動検出ルールの順序番号によって,自動検出ルール設定が適用される順序が決まります。

それぞれの自動検出ルールで,次の設定を確認してください。

〈この項の構成〉

(1) IPアドレス範囲

検出ヒントのIPアドレスは,IPアドレス範囲リスト内の[ルールに含める]エントリと一致する必要があります。含まれるIPアドレス範囲が自動検出ルールの中にない場合,すべてのアドレスヒントが一致と見なされます(この場合は,「6.3.1 自動検出ルールを設定する場合のヒント」を参照してください)。さらに,アドレスは「ルールにより無視された」とマークされたエントリと一致してはなりません。すべてのチェックが正常に一致すると,そのルールの設定が検出ヒントの処理に使用されます。

(2) システムオブジェクトIDの範囲

検出ヒントのシステムオブジェクトID(OID)は,システムオブジェクトID範囲リストの中の[ルールに含める]エントリと一致する必要があります。含まれるシステムオブジェクトID範囲が自動検出ルールの中にない場合,すべてのオブジェクトIDが一致と見なされます。さらに,OIDは「ルールにより無視された」とマークされたエントリと一致してはなりません。すべてのチェックが正常に一致すると,そのルールの設定は検出ヒントの処理に使用されます。