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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


6.2.1 基本的な検出方法を選択する

リストベース検出だけを行うのか,ルールベース検出だけを行うのか,それともこの2つの方法を組み合わせて使用するのかを決定します。

〈この項の構成〉

(1) リストベース検出

リストベース検出では,NNMiで検出する各ノードを検出シードとして明確に指定します。

NNMiでは,テナントを使用して重複アドレスドメインを含むネットワークに対応します。重複アドレスドメインは,ネットワーク管理ドメインの静的ネットワークアドレス変換(NAT),動的ネットワークアドレス変換(NAT),またはポートアドレス変換(PAT)領域内に存在することがあります。そのようなネットワークの場合,NNMiはシード検出を使用して重複アドレスドメインを異なるテナントに配置します。詳細については,NNMiヘルプを参照してください。

重要
  • NNMiを使用してVMwareハイパーバイザーベースの仮想ネットワークを管理する場合は,NNMiヘルプ「管理」の「仮想環境内のテナント」のヘルプトピックを参照してください。
  • マルチテナントを設定する場合は,リストベース検出を使用することをお勧めします。

リストベース検出だけを使用することのメリットを次に示します。

リストベース検出だけを使用することのデメリットを次に示します。

(2) ルールベースの検出

ルールベース検出では,NNMiが検出してNNMiトポロジに入れるネットワークの領域を定義するために1つ以上の自動検出ルールを作成します。それぞれのルールに対して,1つ以上の検出シードを(シードを明確に指定するかPingスイープを有効にすることによって)指定する必要があります。それによってNNMiがネットワークを自動的に検出します。

ルールベース検出を使用することのメリットを次に示します。

ルールベース検出を使用することのデメリットを次に示します。