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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


5.5 通信の調整

認証失敗の削減

検出の間にNNMiがあまりにも多くの認証失敗トラップを生成している場合は,NNMiが試行するアクセスクレデンシャルのグループを小さくし,小さい領域または特定のノードに設定します。

タイムアウトと再試行の調整

NNMiがノード検出中にSNMPを使ってデバイス通信を試みるとき,通信の設定によってNNMiが必要なデバイス情報を収集できるかが決まります。通信の設定に正しいSNMPコミュニティ文字列が含まれていない場合,またはNNMiが非SNMPデバイスの検出をしている場合,NNMiは設定されているSNMPタイムアウトと再試行回数を使用します。この場合,タイムアウトの値が大きいか,または再試行の回数が多いと,検出の全般的パフォーマンスに悪影響が及ぶ可能性があります。SNMP/ICMP要求に低速で応答することがわかっているデバイスがネットワークにある場合は,[通信の設定]フォームの[領域]タブまたは[特定ノードの設定]タブを使って,これらのデバイスについてだけタイムアウト値と再試行値を微調整することを考えてください。

デフォルトコミュニティ文字列の削減

デフォルトコミュニティ文字列が多数あると,検出パフォーマンスに悪影響が及ぶことがあります。多数のデフォルトコミュニティ文字列を入力する代わりに,[通信の設定]フォームの[領域]タブまたは[特定ノードの設定]タブを使って,ネットワークの特定エリアのコミュニティ文字列設定を微調整します。