25.1.1 検出の重要概念
ここでは,NNMからNNMiへの主な変更点を簡単に説明します。NNMi検出についての詳細は,NNMiヘルプの「ネットワークの検出」を参照してください。
すべての情報を1つのリレーショナルデータベース内に保管します。
設定が容易な統合検出エンジンを使用します。
スパイラル検出プロセスによって,ネットワークに変化が生じた際のトポロジ情報の継続的な更新ができます。定期的な再検出間隔よりトポロジの変化(インベントリとレイヤー2の両方)を,頻繁に検出できます。
すべての検出対象ノードは,管理モード(管理対象,管理除外,またはサービス停止)にかかわらず,ライセンス限度に対してカウントされます。ライセンス限度を超えるノードは検出できません。
自動検出は,NNMiとNNMでは同じ意味を持っていますが,設定アプローチは異なります。
−NNMiでは,自動検出境界を定義し,少なくとも1つのIPアドレスシードを指定してから,検出を実行させます。
−NNMi自動検出では,管理が容易な拡大式モデルを使用します。NNMi自動検出では,指定された境界内のすべてのルーター,スイッチおよびサブネットを見つけ出して管理します。NNMiで検出して管理する追加デバイスタイプを指定します。
- メモ
デフォルトでは,SNMP以外のノードは検出されません。
シード検出は,NNMiとNNMでは同じ意味を持っていますが,設定アプローチは異なります。
−NNMiでは,検出シードをユーザーインタフェースで指定します。
−NNMのシードファイルを,NNMiでそのまま使用できます。
−NNMiのnnmloadseeds.ovplコマンドは,NNMのloadhostsコマンドに代わるコマンドです。
NNMi設定ポーリング(nnmconfigpoll.ovpl)は,デバイス設定情報を決定するためのNNMのデマンドポーリング(nmdemandpoll)に代わるものです。