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JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド


20.2 NNMiデータをバックアップする

NNMiバックアップコマンド(nnmbackup.ovpl)は,主要なNNMiファイルシステムデータおよびNNMi Postgresデータベースのテーブルの一部またはすべてを,指定されたターゲットディレクトリにコピーします。各バックアップ操作によって,ターゲットディレクトリ内のnnm-bak-<TIMESTAMP>という名前の親ディレクトリにファイルが格納されます。-noTimeStampオプションを指定すると,ディスクスペースを節約できます。-noTimeStampオプションを使用した場合,親ディレクトリの名前はnnm-bakになります。前回のバックアップ後に-noTimeStampオプションを使用してバックアップが行われると,前回のバックアップの名前がnnm-bak.previousに変更されて,ローリングバックアップが作成されます。この名前変更は,2回目のバックアップの完了後,バックアップデータの喪失を防止するために行われます。

NNMiバックアップコマンドは,バックアップデータのtar形式のアーカイブを作成できます。また,ユーザー独自のツールを使用してバックアップファイルの圧縮もできます。次に,適切なツールを使用して,バックアップのコピーを保存できます。詳細については,nnmbackup.ovplのリファレンスページを参照してください。

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