15.5.1 転送されるノードを制限する転送フィルタを設定する
この例では,Model 3500yl ProCurve Switchのノード情報だけをregional1からglobal1に転送できるノードグループを作成します。新しいノードグループを作成し,グループに制限を設定するには,次の手順を実行します。
NNMiコンソールのregional1の[設定]>[オブジェクトグループ]から,[ノードグループ]をクリックする。
[新規作成]をクリックする。
- メモ
この例では,ノードフィルタの新規作成し,そのフィルタを使用してregional1とregional2の転送フィルタを作成する方法を説明していますが,既存のフィルタを使用して,リージョナルNNMi管理サーバーからグローバルNNMi管理サーバーへの転送フィルタを設定することもできます。
独自のデバイスもフィルタも含まれていないコンテナノードグループを作成して,子ノードグループを指定できます。この方法を使用すると,1つのコンテナノードグループを使用して,ノードオブジェクトデータをグローバルNNMi管理サーバーに転送できます。
フィルタ名として名前フィールドにglobal1と入力し,[注]フィールドに作成するフィルタの説明を入力する。
[デバイスフィルター]タブで[新規作成]アイコンをクリックして,[ノードデバイスフィルター]フォームを開く。
プルダウンメニューを使用して,[デバイスのカテゴリ]では[スイッチ-ルーター],[デバイスのベンダー]では[Hewlett-Packard],および[デバイスのファミリー]では[HP ProCurve 3500 Fixed-port Switch]を選択する。
プルダウンメニューから,[クイック検索]をクリックして,[デバイスのプロファイル]フォームを開く。
3500yl HP ProCurve Switchのプロファイルを検索して選択し,[OK]をクリックする。
設定フォームごとに,[保存して閉じる]をクリックする。
このフィルタをテストするため,[global1]を選択する。
[アクション]>[ノードグループの詳細]メニューから,[メンバーの表示]をクリックする。
NNMiではすでにHP 3500ylスイッチが1つ検出されている。これは,作成したフィルタが,設定した特定のスイッチモデルを検索していることを示している。次のステップでは,今作成したこのノードフィルタを使用して転送フィルタを設定する。
NNMiコンソールのregional1の[設定]ワークスペースから,[グローバルネットワーク管理]をクリックする。
[転送フィルター]タブをクリックする。
[クイック検索]をクリックする。
[global1]フィルタを選択し,[OK]をクリックする。
[保存して閉じる]をクリックする。
これで,regional1の転送フィルターの設定作業は完了です。regional2についても手順1.から手順16.を実行し,「15.6 グローバルマネージャーとリージョナルマネージャーを接続する」の説明に従って,global1をregional1とregional2に接続します。