8.6.2 SNMPトラップのMIBデータの文字列を正しく解釈し表示する
SNMPトラップのMIBデータは,どのような文字セットで解釈すればよいか判断できません。
そのため,NNMiはSNMPトラップのMIBデータ(sysDescriptionやsysContactなど)を,文字化けして表示する場合があります。
正しく表示するためには,次の手順を実行し,NNMiがMIBデータの文字列を解釈するときに使用する文字セットを設定します。
次のファイルをテキストエディタで開く。
Windows:%NNM_PROPS%\nms-jboss.properties
Linux:$NNM_PROPS/nms-jboss.properties
次の行を検索し,コメント記号(#!)を削除する。
#!com.hp.nnm.sourceEncoding=
com.hp.nnm.sourceEncodingプロパティを編集する。
nms-jboss.propertiesファイルの例を参考にして,com.hp.nnm.sourceEncodingプロパティに,使用される環境でサポートしている文字セットをコンマ(,)区切りで追加します。
変更を保存する。
次のコマンドを実行して,NNMiを再起動する。
ovstop ovstart
文字セットによる解釈をしないで,MIBデータを16進形式で表示する場合は,次の手順を実行します。
次のファイルをテキストエディタで開く。
Windows:%NnmDataDir%shared\nnm\conf\nnmvbnosrcenc.conf
Linux:$NnmDataDir/shared/nnm/conf/nnmvbnosrcenc.conf
トラップOIDとVarBind OIDの組み合わせを追加する。
nnmvbnosrcenc.confファイルの例を参考にして,対象となるMIBデータのトラップOIDとVarBind OIDの組み合わせを追加します。
NNMiはインシデントフォームのカスタム属性値で,指定したMIBデータを16進形式で表示します。
変更を保存する。
次のコマンドを実行して,NNMiを再起動する。
ovstop ovstart