6.3.4 サーバーからスイッチへのリンクアグリゲーション(S2SLA)の検出について
リンクアグリゲーションには,NNMi Advancedライセンスが必要です。
ネットワーク管理者は,信頼性の向上およびサーバーとスイッチ間のリソースのさらなる活用を頻繁に求められます。多くのネットワーク管理者が,ネットワーク機器プロバイダーでは広範な使用法があるために,Link Aggregation Configuration Protocol(LACP)の使用を選択します。LACPは,ITエンジニアがサーバーからスイッチへの設定の両側でポートを結合したあとに,自動的にネゴシエーションされます。
ネットワーク管理者は多くの場合,信頼性および必要なサーバーとスイッチ間のリソースの使用を実現するために,2種類のうちどちらかのスイッチからサーバーへの接続を使用することを選択します。
オプション1:サーバーの2つ以上のポートを結合し,スイッチにある同じ番号のポートに接続します。サーバーまたはスイッチのポートに障害が発生すると,バックアップポートがアクティブ化されます。
オプション2:サーバーとスイッチの両方を結合し,集約してすべてのポートの集約合計帯域幅を提供します。
NNMiは,サーバーからスイッチへのリンクアグリゲーション(S2SLA)の検出機能を提供し,スイッチからサーバーへの接続の管理を容易にします。NNMiがノードのS2SLA情報を適切に検出できるか確認するには,次のタスクを実行してください。
デフォルトで,LinuxはSNMPエージェントパッケージ,Net-SNMPをインストールしません。Net-SNMPがNNMi管理サーバーにない場合,インストールする必要があります。
Linux上で結合しているインタフェースは,集約されたインタフェースの1つのMACアドレスを前提とすることがありますが,必須ではありません。結合されたインタフェースは,どのサーバーのインタフェースにも属さないMACアドレスを持つことができます。
- メモ
集約でのすべてのインタフェースで同じMACアドレスが使用されます。SNMPインタフェーステーブルを確認して,アグリゲータインタフェースおよび集約されたインタフェースに同じMACアドレスを返します。共有MACアドレスは送信パケットで使用されます。アクセススイッチのFDBテーブルは,スイッチの集約されたインタフェースを介して伝えられると,このMACアドレスを示します。
元のMACアドレスを表示するには,次のコマンドを実行します。
cat /proc/net/bonding/bond0