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JP1 Version 12 ネットワーク管理 基本ガイド


2.2.4 通信プロトコルを設定する

NNMiはSNMPとICMP(Ping)を使ってデバイスの検出や監視を行い,SNMPトラップ(問題の通知)を受信します。

前提条件

デバイスは,SNMPに応答するSNMPデバイスと,SNMPに応答しない非SNMPデバイスに分けられます。

[図データ]

ここでは,NNMiがネットワークの検出や監視で使う通信プロトコル「SNMP」,「ICMP(Ping)」の動作を設定します。次の設定内容を例に説明します。必要に応じて,設定値を変更してください。

操作手順

  1. [設定]ワークスペース−[通信の設定]を選択します。

  2. [デフォルトのSNMPv1/v2コミュニティ文字列]タブの[図データ](新規作成)をクリックします。

    [図データ]

  3. [読み取りコミュニティ文字列]を入力し,[図データ](保存して閉じる)をクリックします。

    (例)読み取りコミュニティ文字列:public

    監視するネットワークが複数のコミュニティ文字列を使っている場合は,手順2.〜手順3.を繰り返して,コミュニティ文字列を複数設定してください。NNMiは,ネットワークで設定されているコミュニティ文字列を並行してチェックし,適切な値を使います。

  4. [通信の設定]ビューで,設定した内容が表示されていることを確認し,[図データ](保存して閉じる)をクリックします。

    設定した内容が保存されます。

次の作業

これで,通信プロトコルを設定できました。次は,監視するネットワークを検出しましょう。