3.7.2 インスタンス環境の更新の設定
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。
複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
インスタンス名を確認するには,jpcconf inst listコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setupコマンドを使用します。
-
インスタンス名を確認する。
インスタンス環境で動作しているPFM - Agent for OpenTP1を示すサービスキーを指定して,jpcconf inst listコマンドを実行します。
例えば,PFM - Agent for OpenTP1のインスタンス名を確認したい場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpcconf inst list -key OpenTP1
設定されているインスタンス名がSDCの場合,SDCと表示されます。
-
更新する情報を確認する。
インスタンス環境で更新できる情報を,次の表に示します。
表3‒9 PFM - Agent for OpenTP1のインスタンス情報 項目
説明
設定できる値
デフォルト値
DCDIR
監視対象OpenTP1システムの環境変数DCDIRの値(OpenTP1ディレクトリのパス)。
Linuxの場合:20バイト以内の半角文字列
Linux以外の場合:50バイト以内の半角文字列
−
DCCONFPATH
監視対象OpenTP1システムの環境変数DCCONFPATHの値(OpenTP1システム定義ファイル格納ディレクトリのパス)。
512バイト以内の半角文字列
−
OPENTP1_ADMIN
OpenTP1管理者のユーザー名。
255バイト以内の半角文字列
−
OPENTP1_LIBPATH
OpenTP1管理者の共用ライブラリーパス。
AIXの場合:環境変数LIBPATHと同じ値
Linuxの場合:環境変数LD_LIBRARY_PATHと同じ値
512バイト以内の半角文字列
−
- (凡例)
-
−:なし
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更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for OpenTP1のサービスが起動されている場合は,停止する。
jpcconf inst setupコマンド実行時に,更新したいインスタンス環境のサービスが起動されている場合は,確認メッセージが表示され,サービスを停止できます。サービスを停止した場合は,更新処理が続行されます。サービスを停止しなかった場合は,更新処理が中断されます。
-
更新したいインスタンス環境のPFM - Agent for OpenTP1を示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setupコマンドを実行する。
例えば,PFM - Agent for OpenTP1のインスタンス名SDCのインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpcconf inst setup -key OpenTP1 -inst SDC
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OpenTP1のインスタンス情報を更新する。
表3-9に示した項目を,コマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
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更新したインスタンス環境のサービスを再起動する。
サービスの起動方法および停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,サービスの起動と停止について説明している章を参照してください。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。