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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for OpenTP1


2.4.3 インスタンス環境の設定

PFM - Agent for OpenTP1で監視するOpenTP1システムのインスタンス情報を設定します。インスタンス情報の設定は,PFM - Agentホストで実施します。

設定するインスタンス情報を次の表に示します。セットアップの操作を始める前に,次の情報をあらかじめ確認してください。OpenTP1システムのインスタンス情報の詳細については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。

表2‒3 PFM - Agent for OpenTP1のインスタンス情報

項目

説明

設定できる値

デフォルト値

DCDIR

監視対象OpenTP1システムの環境変数DCDIRの値(OpenTP1ディレクトリのパス)。

50バイト以内の半角文字列

DCCONFPATH

監視対象OpenTP1システムの環境変数DCCONFPATHの値(OpenTP1システム定義ファイル格納ディレクトリのパス)。

512バイト以内の半角文字列

Store Version

使用するStoreバージョン。

{1.0 | 2.0}

2.0

(凡例)

−:なし

注※

次に示すどちらかの場合で,初めてインスタンス環境を設定するときに必要です。

  • PFM - Agentと同一ホスト上のPFM - Baseが08-10以降の場合

  • PFM - Agentと同一ホスト上のPFM - Managerが08-10以降の場合

注意

インスタンス環境を設定していない場合,PFM - Agent for OpenTP1のサービスを起動できません。

インスタンス環境を構築するには,jpcconf inst setupコマンドを使用します。インスタンス環境の構築手順を次に示します。

  1. サービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setupコマンドを実行する。

    例えば,PFM - Agent for OpenTP1のインスタンス名SDCのインスタンス環境を構築する場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpcconf inst setup -key OpenTP1 -inst SDC
  2. OpenTP1システムのインスタンス情報を設定する。

    表2-3に示した項目を,コマンドの指示に従って入力してください。各項目とも省略はできません。デフォルトで表示されている値を,項目の入力とする場合はリターンキーだけを押してください。

すべての入力が終了すると,インスタンス環境が構築されます。構築時に入力したインスタンス情報を変更したい場合は,再度jpcconf inst setupコマンドを実行し,インスタンス環境を更新してください。インスタンス環境の更新については,「2.7.2 インスタンス環境の更新の設定」を参照してください。

構築されるインスタンス環境を次に示します。