1.3.4 MCF入力キューの滞留状況の監視
MCF経由でメッセージを受信するシステムで受信メッセージを処理するMHPのサービスグループが閉塞すると,メッセージが受信されません。これによって未処理のメッセージがMCF入力キューに滞留してしまい,業務処理が正常に実行できなくなるおそれがあります。
このため,MCF入力キューの滞留状況を監視することは重要です。MCF入力キューの滞留状況は,受信メッセージ数を監視することで確認できます。
- 〈この項の構成〉
(1) 関連する監視テンプレート
MCF入力キューの滞留状況を監視するために使用できる監視テンプレートを次の表に示します。
アラーム |
使用レコード |
使用フィールド |
異常条件 |
警告条件 |
---|---|---|---|---|
Rcv Msg Count |
PD_MCFG |
受信メッセージ数 |
Rcv Msg Count > 100 |
Rcv Msg Count > 50 |
(2) 監視方法
- 受信メッセージ数の監視
-
受信メッセージ数は,Rcv Msg Countアラームを使用して監視できます。
Rcv Msg Countアラームによって異常を検知した場合,次に示す監視テンプレートを使用することでMCFメッセージの送信に関連する状況を確認できます。
-
MCF Service Group Detail(5.0)レポート
MCF Service Group Detail(5.0)レポートによって,MCFサービスグループの状況を確認できます。
-
Message Logレポート
Message Logレポートによって,OpenTP1の出力メッセージを表示させて,異常が発生したUAP,要因などを確認できます。
さらに詳細な状況や原因を調査したい場合は,OpenTP1やOSが出力するログ,提供コマンドなどを使用してください。