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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Enterprise Applications


KAVF14280-W

System log information was output but it exceeded the size of data writable to a system log information storage file in one collection operation. (ashost=アプリケーションサーバホスト, sysnr=システム番号, server=SAPインスタンス名, validsize=有効データサイズ(バイト), datasize=抽出出力したサイズ(バイト), path=システムログ情報格納ファイルパス)

1回の収集でシステムログ情報格納ファイルの有効データサイズを超過してシステムログ情報を出力しました (ashost=アプリケーションサーバホスト, sysnr=システム番号, server=SAPインスタンス名, validsize=有効データサイズ(バイト), datasize=抽出出力したサイズ(バイト), path=システムログ情報格納ファイルパス)

1回の収集でシステムログ情報格納ファイルの上限サイズ「有効データサイズ」を超えるシステムログ情報が出力されました。

有効データサイズとは,ファイル監視製品のログファイルトラップで情報喪失や監視遅延が発生しないサイズの上限値であり,ファイルサイズから製品で必要とするデータを差し引いた値です。

メッセージの「システムログ情報格納ファイルパス」は,コマンドの-xオプションに設定した値,-xwオプションに設定した値,または-x2オプションで指定した場合の環境パラメーター設定ファイルのECTRACEFILEセクションのX2PATHラベルで設定した値が出力されます。

抽出出力したサイズは,最大2ギガバイト-1バイトまで表示します。

(S)

処理を続行します。

(O)

メッセージ発生時の対処

  • SAPシステム側で,本メッセージが出力された収集の対象時間帯およびそれ以降に発生したシステムログ情報を確認し,ファイル監視製品のログファイルトラップで通知されなかった情報を特定してください。通知されなかった情報の中に対処すべき情報があれば,出力されたシステムログ情報の内容に応じて対処してください。

  • JP1/BaseのログファイルトラップでWRAP1形式を監視していた場合は,JP1/Baseのログファイルトラップを再起動してください。

見直し時の対処

  • メッセージに出力された「抽出出力したサイズ」と「有効データサイズ」の情報を基に,有効データサイズを超過した書き込みが発生しないように,システムログ情報格納ファイルのファイルサイズ(環境パラメーター設定ファイルのEXTRACTFILEセクションのSIZEラベルの設定値)を「抽出出力したサイズ」よりも大きくなるように見直してください。「抽出出力したサイズ」−「有効データサイズ」のサイズが,書き込みに不足したサイズとなります。

  • 格納ファイルをWRAP1形式で出力している場合,複数面を指定できるWRAP2形式で出力するように見直してください。