4.1 クラスタシステムでのPFM - Agent for Enterprise Applicationsの構成
クラスタシステムを使うと,システムに障害が発生した場合にも継続して業務を運用できる,信頼性の高いシステムが構築できます。このため,システムに障害が発生した場合でもPerformance Managementの24時間稼働および24時間監視ができます。
クラスタシステムでPFM - Agentホストに障害が発生した場合の運用例を次の図に示します。
同じ設定の環境を2つ構築し,通常運用する方を「実行系ノード」,障害発生時に使う方を「待機系ノード」として定義しておきます。
次に,クラスタシステムのSAPシステムをリモート監視する場合の運用例を次の図に示します。ASCSインスタンスがフェールオーバーする構成としてクラスタシステムを構築するため,監視対象であるダイアログサービスはフェールオーバーしません。この場合は非クラスタシステムと同じセットアップを実施してください。
- 注意
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1つのPFM - Agent for Enterprise Applicationsから監視できるのは,SAPシステム内の1つのホストだけとなります。
図4‒2 クラスタシステムの運用例(SAPシステムをリモート監視する場合)