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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for HiRDB


3.5.2 インスタンス環境のアンセットアップ

インスタンス環境をアンセットアップするには,まず,インスタンス名を確認し,インスタンス環境を削除します。インスタンス環境の削除は,PFM - Agentホストで実施します。

インスタンス名を確認するには,jpcconf inst listコマンドを使用します。また,構築したインスタンス環境を削除するには,jpcconf inst unsetupコマンドを使用します。

インスタンス環境を削除する手順を次に示します。

  1. インスタンス名を確認する。

    PFM - Agent for HiRDBを示すサービスキーを指定して,jpcconf inst listコマンドを実行します。

    jpcconf inst list -key HiRDB

    設定されているインスタンス名がHRD1の場合,HRD1と表示されます。

  2. インスタンス環境のPFM - Agentのサービスが起動されている場合は,停止する。

    サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,サービスの起動と停止について説明している章を参照してください。

  3. インスタンス環境を削除する。

    PFM - Agent for HiRDBを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst unsetupコマンドを実行します。

    設定されているインスタンス名がHRD1の場合,次のように指定します。

    jpcconf inst unsetup -key HiRDB -inst HRD1

    jpcconf inst unsetupコマンドが正常終了すると,インスタンス環境として構築されたディレクトリ,サービスIDが削除されます。

注意

インスタンス環境をアンセットアップしても,jpctool service listコマンドで表示できるサービスの情報は削除されません。この場合,jpctool service deleteコマンドを使用してサービスの情報を削除してください。次に指定例を示します。

  • インスタンス名:HRD1

  • ホスト名:host01

  • Agent CollectorサービスのサービスID:BA1HRD1[host01]

  • Agent StoreサービスのサービスID:BS1HRD1[host01]

jpctool service delete -id サービスID -host host01

コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

また,インスタンス環境をアンセットアップしても,ディレクトリおよびファイルが残ることがあります。その場合,必要に応じて削除してください。

アンセットアップ後に削除した方がよいディレクトリを次の表に示します。

表3‒19 アンセットアップ後に削除した方がよいディレクトリ(UNIXの場合)

ディレクトリ名

対象ホスト

ディレクトリが生成される場面

/opt/jp1pc/agtb/agtbtmp/インスタンス名/

HiRDBシステムマネジャホスト

次のレコードの収集時

  • PD_ROT1レコード

  • PD_ROT2レコード

/opt/jp1pc/agtb/cmdtmp/インスタンス名/

すべてのHiRDBホスト

任意のレコードの収集時

/opt/jp1pc/agtb/sttmp/HiRDBシステムマネジャホスト名/インスタンス名/

すべてのHiRDBホスト

次のレコードの収集時

  • PI_SSYSレコード

  • PI_RDFLレコード

  • PI_RDFSレコード

/opt/jp1pc/agtb/svrtmp/インスタンス名/

HiRDBシステムマネジャホスト

PI_FSSTレコードの収集時

注※

OSがLinuxの場合だけ生成されます。