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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for HiRDB


2.2.4 前提プログラム

ここでは,PFM - Agent for HiRDBをインストールする場合に必要な前提プログラムを説明します。プログラムの構成を次に示します。

図2‒2 プログラムの構成

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 監視対象プログラム

PFM - Agent for HiRDBの監視対象プログラムを次に示します。

監視対象プログラムは,PFM - Agent for HiRDBと同一ホストにインストールする必要があります。

注意事項
  • HiRDBのバージョンアップまたはセットアップを実行する前に,PFM-Agent for HiRDBのサービスを停止させてください。

  • HiRDBシステム共通定義ファイル(pdsysファイル)でpdunitオペランドを指定しないでHiRDBを起動できる場合でも,必ずpdunitオペランドを指定してください。

  • HiRDBユニットの環境変数PDCONFPATHに定義したパス名と,HiRDBユニットの環境変数PDDIR\confで定義したパス名を同じにしてください。

  • HiRDB/パラレルサーバの場合は,HiRDBシステムを構成するすべてのホストにPFM - Agent for HiRDBをインストールします。ただし,Windowsの場合で,同一名称の論理ホストが異なるマシンに存在するときはインストール先フォルダのパスを同じにしてください。

  • マルチHiRDBのサーバでは,HiRDBごとに別々のHiRDB管理者を登録してください。

  • HiRDB/パラレルサーバの場合,JP1/PFM - Agent for HiRDBはMGRノードに配置されたエージェントからHiRDBサーバに接続してSQLを実行します。このため,IPアドレス接続制限機能を使用する場合はMGRノードのIPアドレスを許可登録してください。なお,IPアドレス接続制限機能の詳細は,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」のCONNECT関連セキュリティ機能について説明している章を参照してください。

  • PI_RDDSレコードまたはPI_RDSTレコードを収集する場合は,HiRDBサーバに対して1ユーザー分の接続を行います。必要に応じてpd_max_usersの設定を見直してください。PI_RDDSレコードおよびPI_RDSTレコードの詳細は「6. レコード」を参照してください。また,pd_max_usersの詳細はマニュアル「HiRDB システム定義」を参照してください。

(2) Performance Managementプログラム

監視エージェントには,PFM - AgentとPFM - Baseをインストールします。PFM - BaseはPFM - Agentの前提プログラムです。同一ホストに複数のPFM - Agentをインストールする場合でも,PFM - Baseは1つだけでかまいません。

ただし,PFM - ManagerとPFM - Agentを同一ホストにインストールする場合,PFM - Baseは不要です。

Performance Managementプログラムを導入するホストとバージョンの関係については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,システム構成のバージョン互換について説明している章を参照してください。

また,PFM - Agent for HiRDBを使ってHiRDBの稼働監視を行うためには,PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleが必要です。