付録A.4 レコードのインスタンス数の算出方法
PFM - Agent for Microsoft SQL Serverが収集する各レコードのインスタンス数の算出方法を表A-1に示します。
sqlcmdなどで監視対象のMicrosoft SQL Serverに接続して,SQL文を実行しインスタンス数を算出してください。また,算出方法を記載しているレコードに関しては,算出方法に従い算出してください。
- 実行手順
-
-
sqlcmdを起動します。
-
次の権限が与えられているユーザーを用いて,監視対象のMicrosoft SQL Serverに接続してください。
・sysadmin
-
インスタンス数を確認したいレコードに対して,表A-1に記載されているSQL文を実行してください。
- 重要
-
インスタンス数に関しては,監視対象となるMicrosoft SQL Serverの動的情報となります。そのため,監視対象のMicrosoft SQL Serverに対する接続数などの要因によりインスタンス数が動的に増減します。また,Storeデータベースのディスク占有量およびシステム全体のディスク占有量の見積もりをする際には,算出されたインスタンス数の最大の値を適用してください。
-
レコード |
インスタンス数またはインスタンス数算出方法 |
---|---|
PI |
インスタンス数は1。 |
PI_PI2 |
インスタンス数は1。 |
PI_DI |
|
PI_ESI※1 |
インスタンス数は0。 |
PI_GENI※1 |
インスタンス数は0。 |
PI_RPDB |
sp_replcountersのシステムストアドプロシージャを実行した結果の件数。 |
PI_SERV |
インスタンス数は1。 |
PI_SRV2 |
インスタンス数は1。 |
PI_SI |
インスタンス数は1。 |
PI_TLOG |
DBCC SQLPERF(LOGSPACE)のDBCCステートメントを実行した結果の件数。 |
PI_UCTR |
インスタンス数は1。 |
PD |
インスタンス数は1。 |
PD_CD |
sp_configureのシステムストアドプロシージャを実行した結果の件数。 |
PD_DD |
|
PD_DS |
|
PD_EE |
Microsoft SQL Serverのエラーログに対して書き込まれたエラー件数で,次のメッセージの件数。
PD_EEレコードのパフォーマンスデータの収集方法による,エラー件数の数え方は次のとおり。
Microsoft SQL Serverのエラーログは,インスタンス情報「SQL_ERRORLOG」に指定した監視対象のMicrosoft SQL Serverインスタンスのエラーログファイル。 |
PD_ES |
インスタンス数は1。 |
PD_GEND※1 |
インスタンス数は0。 |
PD_IA |
インスタンス数は1。 |
PD_JH |
SELECT count(*) FROM msdb..sysjobhistory a LEFT JOIN msdb..sysjobsteps b ON a.job_id = b.job_id AND a.step_id = b.step_id |
PD_LD |
|
PD_LIC |
インスタンス数は1。 |
PD_LOCK |
インスタンス数は1。 |
PD_PCAC |
インスタンス数は1。 |
PD_PDES |
インスタンス数は0。 |
PD_PDET |
|
PD_RD |
次の1.および2.を実行する。
|
PD_RH※1 |
インスタンス数は0。 |
PD_RS |
次の1.および2.を実行する。
|
PD_SQL※2 |
インスタンス数は0。 |
PD_SS |
インスタンス数は1。 |
PD_USER |
|
- 注※1
-
予約レコードのため使用できません。
- 注※2
-
リアルタイムでだけ使用できるレコードです。