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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle


付録L JP1/SLMとの連携

PFM - Agent for Oracleは,JP1/SLM連携することによって,監視を強化できます。

PFM - Agent for Oracleは,JP1/SLM上での監視を実現するために,JP1/SLM用のデフォルト監視項目をPFM - Managerに提供します。

PFM - Agent for OracleからPFM - Managerに提供するデフォルト監視項目は次のとおりです。

また,複数インスタンスレコードの場合は,キーに指定した値と一致したレコードを収集します。収集対象とするキーについては,各レコードの収集結果で確認してください。

表L‒1 PFM - Agent for OracleがPFM - Managerに提供するデフォルト監視項目

JP1/SLMでの表示名

説明

レコード

(レコードID)

キー

(PFM-Manager名)

フィールド名

キャッシュ・ミス率

キャッシュ・ミスによるデータ要求を行った割合を監視します。

System Stat Summary Interval

(PI)

DICTIONARY_CACHE_GET_MISSES_PERCENTAGE

ディスク・ソート実行率

ディスク・ソート実行率監視項目,メモリーやディスクI/Oの使用で,すべてのソートについてディスク上で実行したソートの割合を監視します。

System Stat Summary Interval

(PI)

SORT_OVERFLOW_PERCENTAGE

バッファ・キャッシュ利用率

バッファ・キャッシュ利用率監視項目は,バッファ・キャッシュの使用率を監視します。

System Stat Summary Interval

(PI)

CACHE_HIT_PERCENTAGE

バッファ・ビジー率

データベースのデータや,ロールバックの競合割合を監視します。

System Stat Summary Interval

(PI)

BUFFER_BUSY_WAIT_PERCENTAGE

ライブラリー・キャッシュ・ミス率

ライブラリー・キャッシュに確保されているオブジェクトがリロードされる割合を監視します。

System Stat Summary Interval

(PI)

LIBRARY_CACHE_MISS_PERCENTAGE

デフォルト監視項目をPFM - Managerに提供するためには,セットアップファイルをコピーして,セットアップコマンドを実行する必要があります。詳細は,「2.1.4(1) PFM - Agent for Oracleの登録」(Windowsの場合)または「3.1.4(2) PFM - Agent for Oracleの登録」(UNIXの場合)を参照してください。