Session Detail(PD_PDS)
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機能
Session Detail(PD_PDS)レコードには,セッションについての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。インスタンス中のセッションごとに1つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
このレコードのパフォーマンスデータが表示できない場合,Oracleの静的ディクショナリ・ビューDBA_WAITERSを作成してください。静的ディクショナリ・ビューDBA_WAITERSを作成するためには,Oracleが提供するCATBLOCK.SQLスクリプトを実行する必要があります。
- 注意
-
監視対象がOracle Database 12c Release 2以降でCDB構成の場合,このレコードは,監視するPDBのセッション,およびデータベースインスタンスで共通のセッションについて表示します。
デフォルト値および変更できる値
|
項目 |
デフォルト値 |
変更可否 |
|---|---|---|
|
Collection Interval |
600 |
○ |
|
Collection Offset |
100 |
○ |
|
Log |
No |
○ |
|
LOGIF |
空白 |
○ |
|
Over 10 Sec Collection Time |
No |
× |
ODBCキーフィールド
-
PD_PDS_SID
-
PD_PDS_SERIAL_NUM
ライフタイム
セッションの開始から終了まで。
レコードサイズ
-
固定部:678バイト
-
可変部:727バイト
フィールド
|
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
データソース |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
Action (ACTION) |
データ収集時にDBMS_APPLICATION_ INFO.SET_ACTIONプロシージャーを呼ぶことで設定される実行アクション名。 |
− |
string(32) |
No |
すべて |
V$SESSION.ACTION |
|
Addrhash (ADDRHASH) |
実行されているSQL文を固有に識別する文字列。 |
− |
string(38) |
No |
すべて |
V$SESSION.SQL_ADDRESS + V$SESSION.SQL_HASH_VALUE |
|
Auditing SID (AUDSID) |
監査セッション識別子。 監視対象がOracle Database 10gまたはUserフィールドの値がSYSの場合,値は「-1」。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
V$SESSION.AUDSID |
|
Avg Wait (AVERAGE_WAIT) |
セッションが待機しているすべてのイベントの平均時間。1/100秒単位。 このフィールドの値を収集するには,init.oraファイルのTIMED_STATISTICSパラメーターを「TRUE」にする必要がある。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
AVG(V$SESSION_EVENT.AVERAGE_WAIT) |
|
Avg Wait String (AVERAGE_WAIT_STRING) |
セッションが待機しているすべてのイベントの平均時間(文字列)。秒単位。 このフィールドの値を収集するには,init.oraファイルのTIMED_ STATISTICSパラメーターを「TRUE」にする必要がある。 |
− |
string(30) |
No |
すべて |
AVG(V$SESSION_EVENT.AVERAGE_WAIT) / 100 |
|
Blocking Locks (BLOCKING_LOCKS) |
ほかのロックをブロックしているロック数。 |
− |
double |
No |
すべて |
COUNT(V$LOCK) where V$LOCK.BLOCK > 0 |
|
Client Info (CLIENT_INFO) |
DBMS_APPLICATION_INFO.SET_CLIE NT_INFOプロシージャーを呼ぶことによって設定される情報。 |
− |
string(64) |
No |
すべて |
V$SESSION.CLIENT_INFO |
|
Client PID (PROCESS) |
OSのクライアントID。 |
− |
string(12) |
No |
すべて |
V$SESSION.PROCESS |
|
Command (COMMAND) |
実行しているコマンドまたはコマンド番号。 |
− |
string(32) |
No |
すべて |
V$SESSION.COMMAND |
|
Container ID (CONTAINER_ID) |
このセッションが所属するコンテナのID。 このフィールドは,監視対象がOracle 12c R2以降でCDB構成の場合に有効。上記以外の場合,値は「0」。 |
− |
word |
No |
Oracle 12c R2以降 |
V$SESSION.CON_ID |
|
Fixed Table Sequence (FIXED_TABLE_SEQUENCE) |
セッションがデータベースへの呼び出しを完了するたびに増加する値。 |
− |
double |
No |
すべて |
V$SESSION.FIXED_TABLE_SEQUENCE |
|
Locks Held (LOCKS_HELD) |
データ収集時にセッションによって保持されているロック数。 |
− |
double |
No |
すべて |
COUNT(V$LOCKS) where V$LOCK.LMODE is NOT NULL |
|
Locks Requested (LOCKS_REQUESTED) |
要求したが,セッションが保持していないロック数。 |
− |
double |
No |
すべて |
COUNT(V$LOCKS) where V$LOCK.LMODE is NULL |
|
Lockwait (LOCKWAIT) |
待機中のロックのアドレス。なければ「null」。 |
− |
string(16) |
No |
すべて |
V$SESSION.LOCKWAIT |
|
Logon Seconds (LOGON_SECONDS) |
ログインからの秒数。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
V$SESSION.LOGON_TIME |
|
Logon Time (LOGON_TIME) |
セッション接続時間。 |
− |
string(20) |
No |
すべて |
V$SESSION.LOGON_TIME |
|
Machine (MACHINE) |
OSのマシン名。 |
− |
string(64) |
No |
すべて |
V$SESSION.MACHINE |
|
Module (MODULE) |
データ収集時にDBMS_APPLICATION_ INFO.SET_MODULEプロシージャーを呼ぶことによって設定される,実行しているモジュール名。 |
− |
string(48) |
No |
すべて |
V$SESSION.MODULE |
|
OS User (OSUSER) |
OSのクライアント・ユーザー名。 |
− |
string(30) |
No |
すべて |
V$SESSION.OSUSER |
|
Open Cursors (OPEN_CURSORS) |
オープン・カーソル数。※11 |
− |
ulong |
No |
すべて |
COUNT(V$OPEN_CURSOR) |
|
Oracle PID (PID) |
Oracleプロセス識別子。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
V$PROCESS.PID where V$SESSION.PADDR = V$PROCESS.ADDR |
|
Oracle Server (SERVER) |
Oracleサーバ・タイプ。このフィールドで有効な値は,「DEDICATED」,「NONE」,「PSEUDO」,および「SHARED」。 |
− |
string(9) |
No |
すべて |
V$SESSION.SERVER |
|
Program (PROGRAM) |
OSのプログラム名。 |
− |
string(64) |
No |
すべて |
V$SESSION.PROGRAM |
|
Record Time (RECORD_TIME) |
レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集終了時刻。 |
− |
time_t |
No |
すべて |
Agent Collector |
|
Record Type (INPUT_RECORD_TYPE) |
レコード名。常に「PDS」。 |
− |
string(4) |
No |
すべて |
Agent Collector |
|
SID (SID) |
セッション識別子。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
V$SESSION.SID |
|
Schema # (SCHEMA_NUM) |
スキーマ・ユーザー識別子。 |
− |
long |
No |
すべて |
V$SESSION.SCHEMA# |
|
Schema Name (SCHEMANAME) |
スキーマ・ユーザー名。 |
− |
string(30) |
No |
すべて |
V$SESSION.SCHEMANAME |
|
Serial # (SERIAL_NUM) |
セッションのオブジェクトを固有に識別するセッション・シリアル番号。セッションが終了し,別のセッションが同じセッション識別子で開始しても,セッション・レベルのコマンドが正しいセッション・オブジェクトに適用されるのを保証する。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
V$SESSION.SERIAL# |
|
Session Events (SESSION_EVENTS) |
セッションによって待たされているイベント数。 |
− |
short |
No |
すべて |
COUNT(V$SESSION_EVENT) |
|
Session Waits (SESSION_WAITS) |
セッションによる待機数。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
COUNT(V$SESSION_WAIT) |
|
Sessions Blocked (SESSIONS_BLOCKED) |
セッションによってブロックされているセッション数。※11 |
− |
ulong |
No |
すべて |
COUNT(DBA_WAITERS) |
|
Start Time (START_TIME) |
レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集開始時刻。 |
− |
time_t |
No |
すべて |
Agent Collector |
|
Status (STATUS) |
セッションの状態。有効な値は,「ACTIVE」,「INACTIVE」,「KILLED」,「CACHED」,および「SNIPED」。 |
− |
string(8) |
No |
すべて |
V$SESSION.STATUS |
|
Table Accesses (TABLE_ACCESSES) |
テーブル・アクセス数。※11 |
− |
double |
No |
すべて |
COUNT(V$ACCESS) |
|
Terminal (TERMINAL) |
OSの端末名。 |
− |
string(16) |
No |
すべて |
V$SESSION.TERMINAL |
|
Time Waited (TIME_WAITED) |
セッションがすべてのイベントを待った時間の合計。1/100秒単位。 このフィールドの値を収集するには,init.oraファイルのTIMED_ STATISTICSパラメーターを「TRUE」にする必要がある。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
SUM(V$SESSION_EVENT.TIME_WAITED) |
|
Time Waited String (TIME_WAITED_STRING) |
セッションがすべてのイベントを待機していた時間の合計(文字列)。秒単位。 このフィールドの値を収集するには,init.oraファイルのTIMED_ STATISTICSパラメーターを「TRUE」にする必要がある。 |
− |
string(30) |
No |
すべて |
SUM(V$SESSION_EVENT.TIME_WAITED) / 100 |
|
Total Timeouts (TOTAL_TIMEOUTS) |
セッションのイベントに対するタイムアウトの合計回数。 |
− |
ulong |
No |
すべて |
SUM(V$SESSION_EVENT.TOTAL_TIMEOUTS) |
|
Total Waits (TOTAL_WAITS) |
セッションのすべてのイベントに対する待機数。 |
− |
double |
No |
すべて |
SUM(V$SESSION_EVENT.TOTAL_WAITS) |
|
Transaction Address (TRANSACTION_ADDRESS) |
トランザクション・ステート・オブジェクトのアドレス。 |
− |
string(16) |
No |
すべて |
V$SESSION.TADDR |
|
Transactions (TRANSACTIONS) |
アクティブ・トランザクション数。※11 |
− |
ulong |
No |
すべて |
COUNT(V$TRANSACTION) |
|
Type (TYPE) |
セッションタイプ。 |
− |
string(10) |
No |
すべて |
V$SESSION.TYPE |
|
User (USERNAME) |
Oracleユーザー名。このフィールドには常にSYSユーザーの情報としてNULLが設定されるレコードがある。特定のユーザーA以外の接続を条件とする場合はNULLを指定できないため,User #フィールドを使用して次の条件式を指定する。 User<> "A" AND User #<>"0" |
− |
string(30) |
No |
すべて |
V$SESSION.USERNAME |
|
User # (USER_NUM) |
Oracleユーザー識別子。 |
− |
long |
No |
すべて |
V$SESSION.USER# |
- 注※11
-
データベースインスタンスで共通のセッションについては,値は「0」になります。