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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle


Session Detail(PD_PDS)

〈このページの構成〉

機能

Session Detail(PD_PDS)レコードには,セッションについての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。インスタンス中のセッションごとに1つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。

このレコードのパフォーマンスデータが表示できない場合,Oracleの静的ディクショナリ・ビューDBA_WAITERSを作成してください。静的ディクショナリ・ビューDBA_WAITERSを作成するためには,Oracleが提供するCATBLOCK.SQLスクリプトを実行する必要があります。

注意

監視対象がOracle Database 12c Release 2以降でCDB構成の場合,このレコードは,監視するPDBのセッション,およびデータベースインスタンスで共通のセッションについて表示します。

デフォルト値および変更できる値

項目

デフォルト値

変更可否

Collection Interval

600

Collection Offset

100

Log

No

LOGIF

空白

Over 10 Sec Collection Time

No

×

ODBCキーフィールド

ライフタイム

セッションの開始から終了まで。

レコードサイズ

フィールド

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

データソース

Action

(ACTION)

データ収集時にDBMS_APPLICATION_ INFO.SET_ACTIONプロシージャーを呼ぶことで設定される実行アクション名。

string(32)

No

すべて

V$SESSION.ACTION

Addrhash

(ADDRHASH)

実行されているSQL文を固有に識別する文字列。

string(38)

No

すべて

V$SESSION.SQL_ADDRESS + V$SESSION.SQL_HASH_VALUE

Auditing SID

(AUDSID)

監査セッション識別子。

監視対象がOracle Database 10gまたはUserフィールドの値がSYSの場合,値は「-1」。

ulong

No

すべて

V$SESSION.AUDSID

Avg Wait

(AVERAGE_WAIT)

セッションが待機しているすべてのイベントの平均時間。1/100秒単位。

このフィールドの値を収集するには,init.oraファイルのTIMED_STATISTICSパラメーターを「TRUE」にする必要がある。

ulong

No

すべて

AVG(V$SESSION_EVENT.AVERAGE_WAIT)

Avg Wait String

(AVERAGE_WAIT_STRING)

セッションが待機しているすべてのイベントの平均時間(文字列)。秒単位。

このフィールドの値を収集するには,init.oraファイルのTIMED_ STATISTICSパラメーターを「TRUE」にする必要がある。

string(30)

No

すべて

AVG(V$SESSION_EVENT.AVERAGE_WAIT) / 100

Blocking Locks

(BLOCKING_LOCKS)

ほかのロックをブロックしているロック数。

double

No

すべて

COUNT(V$LOCK) where V$LOCK.BLOCK > 0

Client Info

(CLIENT_INFO)

DBMS_APPLICATION_INFO.SET_CLIE NT_INFOプロシージャーを呼ぶことによって設定される情報。

string(64)

No

すべて

V$SESSION.CLIENT_INFO

Client PID

(PROCESS)

OSのクライアントID。

string(12)

No

すべて

V$SESSION.PROCESS

Command

(COMMAND)

実行しているコマンドまたはコマンド番号。

string(32)

No

すべて

V$SESSION.COMMAND

Container ID

(CONTAINER_ID)

このセッションが所属するコンテナのID。

このフィールドは,監視対象がOracle 12c R2以降でCDB構成の場合に有効。上記以外の場合,値は「0」。

word

No

Oracle 12c R2以降

V$SESSION.CON_ID

Fixed Table Sequence

(FIXED_TABLE_SEQUENCE)

セッションがデータベースへの呼び出しを完了するたびに増加する値。

double

No

すべて

V$SESSION.FIXED_TABLE_SEQUENCE

Locks Held

(LOCKS_HELD)

データ収集時にセッションによって保持されているロック数。

double

No

すべて

COUNT(V$LOCKS) where V$LOCK.LMODE is NOT NULL

Locks Requested

(LOCKS_REQUESTED)

要求したが,セッションが保持していないロック数。

double

No

すべて

COUNT(V$LOCKS) where V$LOCK.LMODE is NULL

Lockwait

(LOCKWAIT)

待機中のロックのアドレス。なければ「null」。

string(16)

No

すべて

V$SESSION.LOCKWAIT

Logon Seconds

(LOGON_SECONDS)

ログインからの秒数。

ulong

No

すべて

V$SESSION.LOGON_TIME

Logon Time

(LOGON_TIME)

セッション接続時間。

string(20)

No

すべて

V$SESSION.LOGON_TIME

Machine

(MACHINE)

OSのマシン名。

string(64)

No

すべて

V$SESSION.MACHINE

Module

(MODULE)

データ収集時にDBMS_APPLICATION_ INFO.SET_MODULEプロシージャーを呼ぶことによって設定される,実行しているモジュール名。

string(48)

No

すべて

V$SESSION.MODULE

OS User

(OSUSER)

OSのクライアント・ユーザー名。

string(30)

No

すべて

V$SESSION.OSUSER

Open Cursors

(OPEN_CURSORS)

オープン・カーソル数。※11

ulong

No

すべて

COUNT(V$OPEN_CURSOR)

Oracle PID

(PID)

Oracleプロセス識別子。

ulong

No

すべて

V$PROCESS.PID where V$SESSION.PADDR = V$PROCESS.ADDR

Oracle Server

(SERVER)

Oracleサーバ・タイプ。このフィールドで有効な値は,「DEDICATED」,「NONE」,「PSEUDO」,および「SHARED」。

string(9)

No

すべて

V$SESSION.SERVER

Program

(PROGRAM)

OSのプログラム名。

string(64)

No

すべて

V$SESSION.PROGRAM

Record Time

(RECORD_TIME)

レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集終了時刻。

time_t

No

すべて

Agent Collector

Record Type

(INPUT_RECORD_TYPE)

レコード名。常に「PDS」。

string(4)

No

すべて

Agent Collector

SID

(SID)

セッション識別子。

ulong

No

すべて

V$SESSION.SID

Schema #

(SCHEMA_NUM)

スキーマ・ユーザー識別子。

long

No

すべて

V$SESSION.SCHEMA#

Schema Name

(SCHEMANAME)

スキーマ・ユーザー名。

string(30)

No

すべて

V$SESSION.SCHEMANAME

Serial #

(SERIAL_NUM)

セッションのオブジェクトを固有に識別するセッション・シリアル番号。セッションが終了し,別のセッションが同じセッション識別子で開始しても,セッション・レベルのコマンドが正しいセッション・オブジェクトに適用されるのを保証する。

ulong

No

すべて

V$SESSION.SERIAL#

Session Events

(SESSION_EVENTS)

セッションによって待たされているイベント数。

short

No

すべて

COUNT(V$SESSION_EVENT)

Session Waits

(SESSION_WAITS)

セッションによる待機数。

ulong

No

すべて

COUNT(V$SESSION_WAIT)

Sessions Blocked

(SESSIONS_BLOCKED)

セッションによってブロックされているセッション数。※11

ulong

No

すべて

COUNT(DBA_WAITERS)

Start Time

(START_TIME)

レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集開始時刻。

time_t

No

すべて

Agent Collector

Status

(STATUS)

セッションの状態。有効な値は,「ACTIVE」,「INACTIVE」,「KILLED」,「CACHED」,および「SNIPED」。

string(8)

No

すべて

V$SESSION.STATUS

Table Accesses

(TABLE_ACCESSES)

テーブル・アクセス数。※11

double

No

すべて

COUNT(V$ACCESS)

Terminal

(TERMINAL)

OSの端末名。

string(16)

No

すべて

V$SESSION.TERMINAL

Time Waited

(TIME_WAITED)

セッションがすべてのイベントを待った時間の合計。1/100秒単位。

このフィールドの値を収集するには,init.oraファイルのTIMED_ STATISTICSパラメーターを「TRUE」にする必要がある。

ulong

No

すべて

SUM(V$SESSION_EVENT.TIME_WAITED)

Time Waited String

(TIME_WAITED_STRING)

セッションがすべてのイベントを待機していた時間の合計(文字列)。秒単位。

このフィールドの値を収集するには,init.oraファイルのTIMED_ STATISTICSパラメーターを「TRUE」にする必要がある。

string(30)

No

すべて

SUM(V$SESSION_EVENT.TIME_WAITED) / 100

Total Timeouts

(TOTAL_TIMEOUTS)

セッションのイベントに対するタイムアウトの合計回数。

ulong

No

すべて

SUM(V$SESSION_EVENT.TOTAL_TIMEOUTS)

Total Waits

(TOTAL_WAITS)

セッションのすべてのイベントに対する待機数。

double

No

すべて

SUM(V$SESSION_EVENT.TOTAL_WAITS)

Transaction Address

(TRANSACTION_ADDRESS)

トランザクション・ステート・オブジェクトのアドレス。

string(16)

No

すべて

V$SESSION.TADDR

Transactions

(TRANSACTIONS)

アクティブ・トランザクション数。※11

ulong

No

すべて

COUNT(V$TRANSACTION)

Type

(TYPE)

セッションタイプ。

string(10)

No

すべて

V$SESSION.TYPE

User

(USERNAME)

Oracleユーザー名。このフィールドには常にSYSユーザーの情報としてNULLが設定されるレコードがある。特定のユーザーA以外の接続を条件とする場合はNULLを指定できないため,User #フィールドを使用して次の条件式を指定する。

User<> "A" AND User #<>"0"

string(30)

No

すべて

V$SESSION.USERNAME

User #

(USER_NUM)

Oracleユーザー識別子。

long

No

すべて

V$SESSION.USER#

注※11

データベースインスタンスで共通のセッションについては,値は「0」になります。