Lock Interval(PI_PILO)
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機能
Lock Interval(PI_PILO)レコードには,ロックについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。インスタンス中のロックごとに1つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
このレコードのパフォーマンスデータが表示できない場合,Oracleの静的ディクショナリ・ビューDBA_WAITERSを作成してください。静的ディクショナリ・ビューDBA_WAITERSを作成するためには,Oracleが提供するCATBLOCK.SQLスクリプトを実行する必要があります。
Log=Yの設定で長期間の履歴収集を実施すると,ライフタイム(ロックの開始から終了)が短いため年単位や月単位などでは要約されません。このため,すべてのインスタンスが保持されStoreデータベースが肥大化します。また,要約時に必要量以上のメモリーが消費され,メモリー不足で監視が停止するおそれがあります。履歴収集を実施したい場合は,Lock(PD_PDLO)レコードで監視してください。
デフォルト値および変更できる値
項目 |
デフォルト値 |
変更可否 |
---|---|---|
Collection Interval |
600 |
○ |
Collection Offset |
55 |
○ |
Log |
No |
○ |
LOGIF |
空白 |
○ |
Over 10 Sec Collection Time |
No |
× |
ODBCキーフィールド
-
PI_PILO_ADDR
-
PI_PILO_SID
ライフタイム
ロック開始からロック解除まで。
レコードサイズ
-
固定部:678バイト
-
可変部:217バイト
フィールド
PFM - View名 (PFM - Manager名) |
説明 |
要約 |
形式 |
デルタ |
サポートVR |
データソース |
---|---|---|---|---|---|---|
Addr (ADDR) |
ロックのアドレス。※1 |
COPY |
string(16) |
No |
すべて |
V$LOCK.KADDR |
Blocking (BLOCKING) |
ロックがほかのロックをブロックしているかどうか。ブロックしていれば「1」。ブロックしていなければ「0」。※1 |
COPY |
short |
No |
すべて |
V$LOCK.BLOCK |
Blocking Sessions (BLOCKING_SESSIONS) |
ロックを待つことによって,ブロックされているセッション数。※1 |
COPY |
ulong |
No |
すべて |
count(WAITING_SESSION) from DBA_WAITERS where DBA_WAITERS.LOCK_ID1 = ID1 and DBA_WAITERS.LOCK_ID2 = ID2 and DBA_WAITERS.HOLDING_SESSION = SID and DBA_WAITERS.MODE_HELD = LOCK_MODE |
Current Mode Time (CURRENT_MODE_TIME) |
現在のモードが認められてからの時間。※2 |
AVG |
ulong |
Yes |
すべて |
V$LOCK.CTIME |
ID1 (ID1) |
ロック識別子#1。※1 |
COPY |
double |
No |
すべて |
V$LOCK.ID1 |
ID2 (ID2) |
ロック識別子#2。※1 |
COPY |
double |
No |
すべて |
V$LOCK.ID2 |
Lock Mode (LOCK_MODE) |
ロック・モード。このフィールドの有効な値は,「Null」,「Row-S (SS)」,「Row-X (SX)」,「Share」,「S/Row-X (SSX)」,「Exclusive」。 略称で表示するフィールド値の対応は次のとおり。 Row-S (SS):row share Row-X (SX):row exclusive S/Row-X (SSX):share row exclusive※1 |
COPY |
string(20) |
No |
すべて |
V$LOCK.LMODE |
Program (PROGRAM) |
実行しているプログラム名。※1 |
COPY |
string(48) |
No |
すべて |
V$SESSION.PROGRAM where V$LOCK.SID = V$SESSION.SID |
Record Time (RECORD_TIME) |
レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集終了時刻。※1 |
COPY |
time_t |
No |
すべて |
Agent Collector |
Record Type (INPUT_RECORD_TYPE) |
レコード名。常に「PILO」。※1 |
COPY |
string(4) |
No |
すべて |
Agent Collector |
Request Mode (REQUEST_MODE) |
要求されているロック・モード。このフィールドの有効な値は,「Null」,「Row-S (SS)」,「Row-X (SX)」,「Share」,「S/Row-X (SSX)」,「Exclusive」。 略称で表示するフィールドの値の対応は次のとおり。 Row-S (SS):row share Row-X (SX):row exclusive S/Row-X (SSX):share row exclusive※1 |
COPY |
string(20) |
No |
すべて |
V$LOCK.REQUEST |
SID (SID) |
ロックを保持または取得しているセッションの識別子。※1 |
COPY |
ulong |
No |
すべて |
V$LOCK.SID |
Start Time (START_TIME) |
レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集開始時刻。※1 |
COPY |
time_t |
No |
すべて |
Agent Collector |
Type (TYPE) |
ロックのタイプ。※1 |
COPY |
string(2) |
No |
すべて |
V$LOCK.TYPE |
Type Text (TYPE_TEXT) |
ロックのタイプの詳細。※1 |
COPY |
string(32) |
No |
すべて |
V$LOCK.TYPE |
User (USERNAME) |
Oracleユーザー名。※1 |
COPY |
string(30) |
No |
すべて |
V$SESSION.USERNAME where V$LOCK.SID = V$SESSION.SID |