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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle


Instance Availability(PD_PDIA)

〈このページの構成〉

機能

Instance Availability(PD_PDIA)レコードには,インスタンスの有効性についての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,Oracle Databaseへの接続を試み,接続に成功した場合は直ちに切断を行います。そのため,ほかのレコードのデータ収集により,すでにOracle Databaseに接続している場合,一時的に接続が2本になります。

デフォルト値および変更できる値

項目

デフォルト値

変更可否

Collection Interval

60

Collection Offset

0

Log

No

LOGIF

空白

Over 10 Sec Collection Time

No

×

ODBCキーフィールド

なし

ライフタイム

Oracleインスタンスの作成から削除まで。

レコードサイズ

フィールド

PFM - View名

(PFM - Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポートVR

データソース

Availability(AVAILABILITY)

可用性ステータス。※3※4

有効な値は,「0(停止)」または「1(稼働)」。Oracle Databaseに接続できなければ「0(停止)」。

Oracle Databaseに接続できれば「1(稼働)」。

short

No

すべて

Agent Collector

Collect Time(COLLECT_TIME)

Oracle Databaseへの接続,切断処理に掛かった時間(ミリ秒)。

long

No

すべて

Agent Collector

Error #(ERROR_NUM)

Oracle Databaseに接続を試みてエラーとなった場合,エラーコード。※5

接続できた場合,空白。

string(10)

No

すべて

Agent Collector

Record Time(RECORD_TIME)

レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集終了時刻。

time_t

No

すべて

Agent Collector

Record Type(INPUT_RECORD_TYPE)

レコード名。常に「PDIA」。

string(4)

No

すべて

Agent Collector

Start Time(START_TIME)

レコードに格納されたパフォーマンスデータの収集開始時刻。

time_t

No

すべて

Agent Collector

注※3

Availabilityフィールドは,PFM - Agent for Oracleのインスタンス環境を構築する際に指定する,インスタンス情報のsqlnetの指定値により,次の表のように意味が異なります。

表6‒10 sqlnetの指定値とAvailabilityフィールドの関係

sqlnetの指定値

Oracle接続形態

Availabilityフィールド

Y

リスナーを経由してOracle Databaseへ接続

リスナー,およびOracle Databaseの可用性ステータス

N

リスナーを経由しないでOracle Databaseへ接続

Oracle Databaseだけの可用性ステータス

インスタンス環境構築の詳細については,「2.1.4 PFM - Agent for Oracleのセットアップ手順」および「3.1.4 PFM - Agent for Oracleのセットアップ手順」を参照してください。

注※4

PD_PDIAレコードはOracle Databaseへの接続を試みるため,PD_PDIAレコード収集前にOracleインスタンスに認められている最大同時ユーザー・セッション数に達している場合,PD_PDIAレコードのAvailability フィールドでは「0(停止)」を示しますが,その他のレコードが正常に取得できる場合があります。

また,レコード収集中にOracleインスタンスが稼働を停止した場合,PD_PDIAレコードのAvailability フィールドでは「0(停止)」を示しますが,その他のレコードが正常に取得できる場合があります。

また,レコード収集中に停止していたOracleインスタンスが稼働した場合,PD_PDIAレコードのAvailability フィールドでは「1(稼働)」を示しますが,その他のレコードが取得できない場合があります。

注※5

Error #フィールドの出力例と対応するメッセージコードを次の表に示します。次の表のエラーコードは,Oracleが物理的に切断されている場合に出力されます。Oracleのメッセージコードに対応するメッセージの詳細は,Oracleのマニュアルを参照してください。

表6‒11 Error #フィールドの出力例と対応するメッセージコード

Error #フィールドの出力例

(Oracleのエラーコード)

対応するOracleのメッセージコード

28

ORA-00028

1012

ORA-01012

3113

ORA-03113

3114

ORA-03114

12571

ORA-12571