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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(UNIX(R)用)


付録F.2 Agent Collectorサービスのプロパティ一覧

PFM - Agent for PlatformのAgent Collectorサービスのプロパティ一覧を次の表に示します。

表F‒2 PFM - Agent for PlatformのAgent Collectorサービスのプロパティ一覧

ディレクトリ名

プロパティ名

説明

First Registration Date

サービスがPFM - Managerに認識された最初の日時が表示される。

Last Registration Date

サービスがPFM - Managerに認識された最新の日時が表示される。

Data Model Version

データモデルのバージョンが表示される。

General

ホスト名やディレクトリなどの情報が格納されている。このディレクトリに格納されているプロパティは変更できない。

Directory

サービスの動作するカレントディレクトリ名が表示される。

Host Name

サービスが動作するホスト名が表示される。

Process ID

サービスのプロセスIDが表示される。

Physical Address

IPv6通信機能が無効の場合,サービスが動作するホストのIPアドレスおよびポート番号が表示される。

Physical Address(IPv4)

IPv6通信機能が有効の場合,サービスが動作するホストのIPアドレス(IPv4)が表示される。

Physical Address(IPv6)

IPv6通信機能が有効の場合,サービスが動作するホストのIPアドレス(IPv6)が表示される。

Port Number

IPv6通信機能が有効の場合,サービスが動作するポート番号が表示される。

User Name

サービスプロセスを実行したユーザー名が表示される。

Time Zone

サービスで使用されるタイムゾーンが表示される。

System

サービスが起動されているOSの,OS情報が格納されている。このディレクトリに格納されているプロパティは変更できない。

CPU Type

CPUの種類が表示される。

Hardware ID

ハードウェアIDが表示される。

OS Type

OSの種類が表示される。

OS Name

OS名が表示される。

OS Version

OSのバージョンが表示される。

Network Services

Performance Management通信共通ライブラリーについての情報が格納されている。このディレクトリに格納されているプロパティは変更できない。

Build Date

Agent Collectorサービスの作成日が表示される。

INI File

jpcns.iniファイルの格納ディレクトリ名が表示される。

Network Services

Service

サービスについての情報が格納されている。このディレクトリに格納されているプロパティは変更できない。

Description

ホスト名が表示される。

Local Service Name

サービスIDが表示される。

Remote Service Name

Agent Collectorサービスが接続するAgent StoreサービスのサービスIDが表示される。

AH Service Name

同一ホストにあるAction HandlerサービスのサービスIDが表示される。

JP1 Event Configurations

JP1イベントの発行条件を設定する。

各サービス

Agent Collectorサービス,Agent Storeサービス,Action Handlerサービス,およびStatus Serverサービスのリスト項目から「Yes」または「No」を選択し,サービスごとにJP1システムイベントを発行するかどうかを指定する。

JP1 Event Send Host

JP1/Baseの接続先イベントサーバ名を指定する。ただし,Action Handlerサービスと同一マシンの論理ホストまたは物理ホストで動作しているイベントサーバだけ指定できる。指定できる値は0〜255バイトの半角英数字,「.」および「-」である。範囲外の値を指定した場合は,省略したと仮定される。値を省略した場合は,Action Handlerサービスが動作するホストがイベント発行元ホストとして使用される。「localhost」を指定した場合は,物理ホストを指定したものと仮定される。

Monitoring Console Host

JP1/IM - Managerのモニター起動でPFM - Web Consoleを起動する場合,起動するPFM - Web Consoleホストを指定する。指定できる値は0〜255バイトの半角英数字,「.」および「-」である。範囲外の値を指定した場合は,省略したと仮定される。値を省略した場合は,接続先のPFM - Managerホストが仮定される。

Monitoring Console Port

起動するPFM - Web Consoleのポート番号(httpリクエストポート番号)を指定する。指定できる値は1〜65535である。範囲外の値を指定した場合は,省略したと仮定される。値を省略した場合は,20358が設定される。

Monitoring Console Https

JP1/IM - Managerのモニター起動でPFM - Web Consoleを起動する場合,PFM - Web Consoleにhttpsを使用した暗号化通信で接続するかどうかを指定する。デフォルトはNo。

  • Yes:暗号化通信を使用する

  • No:暗号化通信を使用しない

JP1 Event Configurations

Alarm

JP1 Event Mode

アラームの状態が変化した場合に,次のどちらのイベントを発行するか設定する。

  • JP1 User Event:JP1ユーザーイベントを発行する

  • JP1 System Event:JP1システムイベントを発行する

Detail Records

PDレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。

Detail Records

レコードID※1

レコードのプロパティが格納されている。

Description

レコードの説明が表示される。このプロパティは変更できない。

Log

リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,レコードをStoreデータベースに記録するかどうかを指定する。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。

Log(ITSLM)

JP1/SLM - Manager と連携する場合に,JP1/SLM - ManagerからレコードをPFM - Agent for PlatformのStoreデータベースに記録するかどうかについて「Yes」または「No」で表示される。連携しない場合は「No」固定で表示される。このプロパティは変更できない。

Monitoring(ITSLM)

JP1/SLM - Manager と連携する場合に,レコードをJP1/SLM - Managerに送信するかどうかについて,JP1/SLM - Managerでの設定が「Yes」または「No」で表示される。連携しない場合は「No」固定で表示される。このプロパティは変更できない。

Collection Interval※2

データの収集間隔を指定する。指定できる値は0〜2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合は0秒となり,データは収集されない。

Collection Offset※2

データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0〜32,767秒の1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値によらないで,Collection Intervalと同様の時間となる。

Over 10 Sec Collection Time

履歴データの収集をリアルタイムレポートの表示処理より優先する場合(履歴収集優先機能が有効な場合)にだけ表示される。

レコードの収集に10秒以上掛かることがあるかどうかが「Yes」または「No」で表示される。

  • Yes:10秒以上掛かることがある

  • No:10秒掛からない

このプロパティは変更できない。

Realtime Report Data Collection Mode

履歴データの収集をリアルタイムレポートの表示処理より優先する場合(履歴収集優先機能が有効な場合)にだけ表示される。

リアルタイムレポートの表示モードを指定する。

  • Reschedule:再スケジュールモードの場合

  • Temporary Log:一時保存モードの場合

なお,Over 10 Sec Collection Timeの値が「Yes」のレコードには,一時保存モード(Temporary Log)を指定する必要がある。

LOGIF

レコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。PFM - Web Consoleの

[サービス階層]タブで表示されるサービスのプロパティ画面の,下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]ウィンドウで作成した条件式(文字列)が表示される。

Sync Collection With

次の形式で指定したレコードと収集の同期を取る。

Sync Collection With =レコード種別, レコードID

(例)Sync Collection With=Interval Records, PI

Interval Records

PIレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。

Interval Records

レコードID※1

レコードのプロパティが格納されている。

Description

レコードの説明が表示される。このプロパティは変更できない。

Log

リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,レコードをStoreデータベースに記録するかどうかを指定する。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。

Log(ITSLM)

JP1/SLM - Manager と連携する場合に,JP1/SLM - ManagerからレコードをPFM - Agent for PlatformのStoreデータベースに記録するかどうかについて「Yes」または「No」で表示される。連携しない場合は「No」固定で表示される。このプロパティは変更できない。

Monitoring(ITSLM)

JP1/SLM - Manager と連携する場合に,レコードをJP1/SLM - Managerに送信するかどうかについて,JP1/SLM - Managerでの設定が「Yes」または「No」で表示される。連携しない場合は「No」固定で表示される。このプロパティは変更できない。

Collection Interval

データの収集間隔を指定する。指定できる値は0〜2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合は0秒となり,データは収集されない。

Collection Offset

データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0〜32,767秒の1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値によらないで,Collection Intervalと同様の時間となる。

Over 10 Sec Collection Time

履歴データの収集をリアルタイムレポートの表示処理より優先する場合(履歴収集優先機能が有効な場合)にだけ表示される。

レコードの収集に10秒以上掛かることがあるかどうかが「Yes」または「No」で表示される。

  • Yes:10秒以上掛かることがある

  • No:10秒掛からない

このプロパティは変更できない。

Realtime Report Data Collection Mode

履歴データの収集をリアルタイムレポートの表示処理より優先する場合(履歴収集優先機能が有効な場合)にだけ表示される。

リアルタイムレポートの表示モードを指定する。

  • Reschedule:再スケジュールモードの場合

  • Temporary Log:一時保存モードの場合

なお,Over 10 Sec Collection Timeの値が「Yes」のレコードには,一時保存モード(Temporary Log)を指定する必要がある。

LOGIF

レコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。PFM - Web Consoleの[サービス階層]タブで表示されるサービスのプロパティ画面の,下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]ウィンドウで作成した条件式(文字列)が表示される。

Sync Collection With

次の形式で指定したレコードと収集の同期を取る。

Sync Collection With =レコード種別, レコードID

(例)Sync Collection With=Interval Records, PI

Log Records

PLレコードタイプのレコードのプロパティが格納されている。収集されているレコードのレコードIDは,太字で表示される。

Log Records

レコードID※1

レコードのプロパティが格納されている。

Description

レコードの説明が表示される。このプロパティは変更できない。

Log

リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,レコードをAgent Storeデータベースに記録するかどうかを指定する。この値が「Yes」でかつ,Collection Intervalが0より大きい値であれば,データベースに記録される。

Collection Interval

データの収集間隔を指定する。指定できる値は0〜2,147,483,647秒で,1秒単位で指定できる。なお,0と指定した場合は0秒となり,データは収集されない。

Collection Offset

データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定できる値は,Collection Intervalで指定した値の範囲内で,0〜32,767秒の1秒単位で指定できる。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値によらないで,Collection Intervalと同様の時間となる。

LOGIF

レコードをデータベースに記録するときの条件を指定する。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録される。PFM - Web Consoleの[サービス階層]タブで表示されるサービスのプロパティ画面の,下部フレームの[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設定]ウィンドウで作成した条件式(文字列)が表示される。

Sync Collection With

次の形式で指定したレコードと収集の同期を取る。

Sync Collection With =レコード種別, レコードID

(例)Sync Collection With=Interval Records, PI

Restart Configurations

PFMサービス自動再起動の条件を設定する。PFM - ManagerまたはPFM - Baseが08-50以降の場合に設定できる。PFMサービス自動再起動機能については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照のこと。

Restart when Abnormal Status

Status ServerサービスがAction Handlerサービス,Agent Collectorサービス,およびAgent Storeサービスの状態を正常に取得できない場合にサービスを自動再起動するかどうかを設定する。

Restart when Single Service Running

Agent StoreサービスとAgent Collectorサービスのどちらかしか起動していない場合にサービスを自動再起動するかどうかを設定する。

Restart Configurations

Action Handler

Auto Restart

Action Handlerサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Auto Restart - Interval (Minute)

自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を設定する。設定できる値は1〜1,440分で,1分単位で設定できる。

Auto Restart - Repeat Limit

自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を1〜10の整数で設定する。

Scheduled Restart

リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,Action Handlerサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Scheduled Restart - Interval

定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を1〜1,000の整数で設定する。

Scheduled Restart - Interval Unit

定期再起動機能を利用する場合,リスト項目から「Hour」,「Day」,「Week」または「Month」を選択し,再起動間隔の単位を設定する。

Scheduled Restart - Origin - Year

再起動する年を1971〜2035の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Month

再起動する月を1〜12の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Day

再起動する日を1〜31の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Hour

再起動する時間(時)を0〜23の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Minute

再起動する時間(分)を0〜59の整数で指定できる。

Agent Collector

Auto Restart

Agent Collectorサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Auto Restart - Interval (Minute)

自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を設定する。設定できる値は1〜1,440分で,1分単位で設定できる。

Auto Restart - Repeat Limit

自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を1〜10の整数で設定する。

Scheduled Restart

リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,Agent Collectorサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Scheduled Restart - Interval

定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を1〜1,000の整数で設定する。

Scheduled Restart - Interval Unit

定期再起動機能を利用する場合,リスト項目から「Hour」,「Day」,「Week」または「Month」を選択し,再起動間隔の単位を設定する。

Scheduled Restart - Origin - Year

再起動する年を1971〜2035の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Month

再起動する月を1〜12の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Day

再起動する日を1〜31の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Hour

再起動する時間(時)を0〜23の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Minute

再起動する時間(分)を0〜59の整数で指定できる。

Agent Store

Auto Restart

Agent Storeサービスに対して自動再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Auto Restart - Interval (Minute)

自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確認する間隔を設定する。設定できる値は1〜1,440分で,1分単位で設定できる。

Auto Restart - Repeat Limit

自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行する回数を1〜10の整数で設定する。

Scheduled Restart

リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,Agent Storeサービスに対して,定期再起動機能を利用するかどうかを設定する。

Scheduled Restart - Interval

定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を1〜1,000の整数で設定する。

Scheduled Restart - Interval Unit

定期再起動機能を利用する場合,リスト項目から「Hour」,「Day」,「Week」または「Month」を選択し,再起動間隔の単位を設定する。

Scheduled Restart - Origin - Year

再起動する年を1971〜2035の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Month

再起動する月を1〜12の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Day

再起動する日を1〜31の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Hour

再起動する時間(時)を0〜23の整数で指定できる。

Scheduled Restart - Origin - Minute

再起動する時間(分)を0〜59の整数で指定できる。

ITSLM Connection Configuration

連携するJP1/SLM - Managerに関する情報が表示される。

ITSLM Connection Configuration

ITSLM Connection

接続先JP1/SLM - Managerに関する情報が表示される。

ITSLM Host

接続しているJP1/SLM - Managerのホスト名が表示される。JP1/SLM - Managerと接続していない場合,本プロパティは表示されない。

ITSLM Port

接続しているJP1/SLM - Managerのポート番号が表示される。JP1/SLM - Managerと接続していない場合,本プロパティは表示されない。

MANAGE ITSLM CONNECTION

JP1/SLM - Managerとの接続を停止するかどうかを設定する。

DISCONNECT ITSLM CONNECTION

接続を停止するJP1/SLM - Managerのホスト名をリスト項目から指定する。リスト項目から「(空文字)」を指定した場合は何もしない。JP1/SLM - Managerと接続していない場合,リスト項目には「(空文字)」だけが表示される。

Multiple Manager Configuration

Primary Manager

監視二重化の場合,プライマリーに設定しているマネージャーのホスト名が表示される。このプロパティは変更できない。

Secondary Manager

監視二重化の場合,セカンダリーに設定しているマネージャーのホスト名が表示される。このプロパティは変更できない。

Agent Configuration

PFM - Agent for Platform固有の設定用プロパティが格納されている。

ALL Zone Collection for Process※3

収集するプロセスの情報をGlobal Zoneだけにするかどうかを選択する。PFM - Agent for PlatformがNon-Global Zoneで起動している場合は,プロパティの設定に関係なく,当該Non-Global Zoneのプロセス情報だけを収集する。

  • Yes:Global ZoneおよびNon-Global Zoneのプロセス情報を収集する。

  • No:Global Zoneのプロセス情報だけを収集する。

ALL WPAR Collection for Process※4

収集するプロセスの情報をグローバル環境だけにするかどうかを選択する。PFM - Agent for PlatformがSystem WPAR環境で起動している場合は,プロパティの設定に関係なく,当該System WPAR環境のプロセス情報だけを収集する。

  • Yes:グローバル環境およびWPAR環境のプロセス情報を収集する。

  • No:グローバル環境のプロセス情報だけを収集する。

ALL Container Collection for Process※5

収集するプロセスの情報をDockerホスト環境またはPodmanホスト環境だけにするかどうかを指定する。PFM - Agent for PlatformがDockerコンテナ環境またはPodmanコンテナ環境で起動している場合は,プロパティの設定値に関係なく,当該コンテナ環境のプロセス情報だけを収集する。

  • Yes:ホスト環境およびすべてのコンテナ環境のプロセス情報を収集する。

  • No:ホスト環境のプロセス情報だけを収集する。

Messages File※6

syslogのファイル名を絶対パスで指定する。

設定を変更する場合は,PFM - Web Consoleを使用すること。指定できる値は,256バイトまでのパス名で,デフォルト値は,次のとおり。

  • HPUX:/var/adm/syslog/syslog.log

  • Solaris:/var/adm/messages

  • AIX:/var/adm/syslogfile

User Defined Record DataMaxCount※7

ユーザーレコードの最大インスタンス数を指定する。

sar Command Monitoring※4

sarコマンドの出力結果からプロセッサのパフォーマンスデータを収集するかどうかを指定する(デフォルトはNo)。

  • Yes:sarコマンドの出力結果から収集する。

  • No:sarコマンドの出力結果から収集しない。

sar Command Interval※4

sar Command Monitoringで「Yes」を選択した場合にsarコマンドの引数に指定するインターバル(秒単位)を指定する。

次のAIXのsarコマンドの引数でINTERVALに当たる数値を1〜50の整数で指定する(デフォルトは5)。

/usr/sbin/sar -P ALL INTERVAL 1

Discard Dummy File System

PD_FSLレコードの収集でダミーファイルシステムの情報を完全に破棄するかどうかを指定する。

  • Yes:ダミーファイルシステムの情報を完全に破棄する

  • No:ダミーファイルシステムの情報を破棄しない

このプロパティはLinuxの場合だけ表示されます。このプロパティをNoに設定すると,一部のダミーファイルシステムの情報が収集されることがあります。

ダミーファイルシステムの情報を完全に破棄したい場合には,Yesを指定してください。

NFS File System

ファイルシステムの情報の収集で,NFSファイルシステムの情報を取得するかどうかを指定する。

  • Yes:NFSファイルシステムの情報を取得する。

  • No:NFSファイルシステムの情報を取得しない。

Application monitoring setting

インスタンス名※8

追加した監視インスタンス名称。

Process[01-15] Kind※9

プロセス種別。

  • None:指定なし。

  • Execute:ps -eコマンドの値を参照。

  • Command Line:ps -efコマンドの値を参照。

Process[01-15] Name※9

プロセス名を127バイト以内で入力する。

Process[01-15] Range※9

プロセス数のしきい値の下限値と上限値を「1-2」のようにハイフン(-)でつないで入力する。ハイフンを使用しないで値を1つだけ指定すると,下限値と上限値に同じ値を設定できる。例えば,「10」を指定すると,「10-10」が設定される。設定できる値は0〜65535。

ADDITION OR DELETION A SETTING

ADD AN APPLICATION MONITORING SETTING

追加する監視インスタンス名称。

DELETE AN APPLICATION MONITORING SETTING

削除する監視インスタンス名称を選択する。削除しない場合には「None」を選択する。

ADD AN APPLICATION MONITORING SETTING FOR VIRTUAL ENVIRONMENT

PD_APPレコードのプロセスの収集データ範囲を設定する。設定できる値は0〜2147483647。文字は入力できない。

Advanced application monitoring

プロセスの稼働・非稼働情報を収集するための設定をする。

Advanced application monitoring

Application monitoring setting

Case Sensitive

監視条件との比較で大文字と小文字を区別するかどうかを指定する。

  • Yes:区別する。

  • No:区別しない。

Application monitoring setting

アプリケーション名※10

追加したアプリケーション名称。

Virtual Environment ID※11

PD_APP2レコードおよびPD_APPDレコードのプロセスの収集データ範囲を指定するための,仮想化環境(コンテナなど)の識別子を設定する。収集データ範囲をグローバル環境,Dockerホスト環境,またはPodmanホスト環境だけにする場合は「0」を指定する。

  • AIX,Solarisの場合

    設定できる値は0〜2147483647。

  • Linuxの場合

    設定できる値は64バイトの16進数または「0」。

未設定の場合は,すべてのプロセスが対象となる。

Monitoring[01-15] Label※12

監視条件を識別するための名称を31バイト以内で指定する。

デフォルトではMonitoring [01-15]が設定される。指定していない場合は,Monitoring [01-15]が設定される。

このプロパティに指定する値はユニークである必要がある。

Monitoring[01-15] Field※12

監視するフィールド。

  • None:指定なし。

  • Program Name:PD_APSレコードのProgram Nameフィールドの値を参照。

  • Command Line:PD_APSレコードのCommand Lineフィールドの値を参照。

デフォルトでは「None」が設定される。

Monitoring[01-15] Condition※12

監視条件を4,096バイト以内で指定する。

デフォルトでは空白が設定される。

Monitoring[01-15] Range※12

監視数のしきい値の下限値と上限値を「1-2」のようにハイフン(-)でつないで指定する。

指定できる値は0〜65535。

User Command Setting

User Command Execution Timing

ユーザーコマンド定期実行機能でユーザーコマンドを実行するタイミングを指定する。

  • After:レコード収集後にユーザーコマンドを実行する

  • Before:レコード収集前にユーザーコマンドを実行する

デフォルトでは「After」が設定される。

User Command Timeout

ユーザーコマンド定期実行機能で「User Command Execution Timing」プロパティに「Before」を選択した場合に,ユーザーコマンドの実行を打ち切る時間(秒)※13を1〜86,400の整数で指定する。

デフォルトでは5が設定される。

User Command Setting

ユーザーレコード名※14

Execute

ユーザーコマンド定期実行機能を実行するかどうか指定する。

  • Yes:実行する。

  • No:実行しない。

UserCommand

ユーザーコマンドの絶対パスを指定する。絶対パスに指定できる文字列の最大長は255バイト。

指定できる文字は,次の文字を除く,半角英数字および半角記号。

| < >

(凡例)

−:該当しない

注※1

ディレクトリ名には,データベースIDを除いたレコードIDが表示されます。各レコードのレコードIDについては,「9. レコード」を参照してください。

注※2

Sync Collection Withが表示されている場合,Collection IntervalとCollection Offsetは表示されません。

注※3

Solarisの場合だけ表示されます。

注※4

AIXの場合だけ表示されます。

注※5

Linuxの場合だけ表示されます。

注※6

Linuxの場合は,表示されません。

注※7

このプロパティの対象レコードは,PD_UPD,PD_UPDB,PI_UPI,PI_UPIB,PI_XUI1〜PI_XUI5レコードです。

注※8

ディレクトリ名には,「ADDITION OR DELETION A SETTING」の「ADD AN APPLICATION MONITORING SETTING」プロパティに設定したインスタンス名称が表示されます。設定方法については,「7.3 アプリケーションの稼働・非稼働情報の収集に関する設定」を参照してください。

注※9

「Process[01-15] Kind」,「Process[01-15] Name」,「Process[01-15] Range」の「[01-15]」は各プロパティ名称の該当個所に「01から15までの数字」が入ることを指します。実際にプロパティ項目として表示される際には「Process01 Kind」,「Process07 Name」,「Process15 Range」といった表示になります。

注※10

ディレクトリ名には,「Advanced application monitoring」−「ADDITION OR DELETION A SETTING」の「ADD AN APPLICATION MONITORING SETTING」プロパティに設定したアプリケーション名が表示されます。

注※11

このプロパティは,Solaris,AIX,またはLinuxの場合だけ存在します。

注※12

「Monitoring[01-15] Label」,「Monitoring[01-15] Field」,「Monitoring[01-15] Condition」,「Monitoring[01-15] Range」の「[01-15]」は,各プロパティ名称の該当個所に「01 から15 までの数字」が入ることを指します。実際にプロパティ項目として表示される際には,「Monitoring01 Label」,「Monitoring06 Field」,「Monitoring10 Condition」,「Monitoring15 Range」といった表示になります。

注※13

ユーザーコマンドの実行を打ち切る時間は,ほかのレコード収集のタイミングに影響がない範囲で指定する必要があります。

注※14

ディレクトリ名には,「PD_UPD」,「PD_UPDB」,「PI_UPI」,「PI_UPIB」,および「PI_XUI[1-5]」が表示されます。「PI_XUI[1-5]」の「[1-5]」は,「1から5までの数字」が入ることを指します。実際にディレクトリ名として表示される際には,「PI_XUI1」,「PI_XUI3」,「PI_XUI5」といった表示になります。