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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(UNIX(R)用)


Workgroup Summary(PI_WGRP)

〈このページの構成〉

機能

Workgroup Summary(PI_WGRP)レコードには,Process Detail(PD)レコードに格納されるデータを,ある時点での状態でワークグループ単位に要約したパフォーマンスデータが格納されます。ワークグループごとに1件のレコードが格納されます。ワークグループ情報の収集については,「7. ユーザーレコードの収集」を参照してください。

定義されたワークグループのどれにも属さないプロセスレコードすべてのために,「Other」という名前のワークグループが自動的に生成されます。

このレコードは,複数インスタンスレコードです。

なお,Process Detail(PD)レコードを収集しなくても,このレコードにはパフォーマンスデータが格納されます。

注意
  • 該当マシンのプロセス数が多い場合など,収集する対象数が多くなった場合,処理量が多くなるためCPU使用率などの負荷が高くなります。

  • ワークグループの定義を変更するには,PFM - Agent for Platformを再起動する必要があります。

  • グループ名は,実効グループ名ではなく,実際のグループ名に基づいています。

  • このレコードは,論理ホスト環境での収集に対応していません。物理ホスト環境で収集してください。

デフォルト値および変更できる値

項目

デフォルト値

変更可否

Collection Interval

60

Collection Offset

0

Log

No

LOGIF

空白

Over 10 Sec Collection Time

Yes

×

Realtime Report Data Collection Mode

Reschedule

注※

指定できる値は,0〜32,767秒(Collection Intervalで指定した値の範囲内)です。これは,複数のデータを収集する場合に,一度にデータの収集処理が実行されると負荷が集中するので,収集処理の負荷を分散するために使用します。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値に関係なく,Collection Intervalと同様の時間となります。

Collection Offsetの値を変更する場合は,収集処理の負荷を考慮した上で値を指定してください。

ODBCキーフィールド

PI_WGRP_WORKGROUP_NAME

ライフタイム

なし

レコードサイズ

フィールド

PFM-View名

(PFM-Manager名)

説明

要約

形式

デルタ

サポート対象外

データソース

Argument Lists(ARGUMENT_LISTS)

プロセスの引数リスト。30バイト以上の場合,最後の文字は「>」。wgfileファイルのarguments_02パラメーターに指定した文字列が表示される。

COPY

string(30)

No

Avg I/O Kbytes(AVG_IO_KBYTES)

I/O処理の平均転送サイズ(キロバイト単位)。

COPY

float

No

HP-UX,

AIX,

Linux

TOTAL_IO_KBYTES / (READ_OPS + WRITE_OPS)

CPU %(CPU_PERCENT_USED)

ワークグループのCPU使用率をプロセッサ数で割った平均値(%)。

COPY

float

No

(((USER_CPU_TIME + SYSTEM_CPU_TIME) / INTERVAL) / プロセッサ数) * 100

CPU % Each(CPU_PERCENT_USED_EACH)

ワークグループのCPU使用率(%)。

COPY

float

No

((USER_CPU_TIME + SYSTEM_CPU_TIME) / INTERVAL) * 100

Context Switches(CONTEXT_SWITCHES)

コンテキストスイッチが実行された回数。

COPY

ulong

Yes

HP-UX,

Linux

Groups(GROUPS)

グループ名リスト。30バイト以上の場合,最後の文字は「>」。

このフィールドはwgfileファイルのgroupsパラメーターに指定した文字列が表示される。

08-00以降の場合は,wgfileファイルのgroupsまたはgroups_02パラメーターに指定した文字列が表示される。

COPY

string(30)

No

ワークグループが実行している各プロセスについて,PFM - Agent for Platformがプロセスのグループ名をこのフィールドに追加する。

Interval(INTERVAL)

Workgroup Summary(PI_WGRP)レコードが格納されたインターバル時間(秒単位)。

COPY

ulong

Yes

・デルタ値を収集しない場合各プロセスの稼働時間の合計。

・デルタ値を収集する場合RECORD_TIME - 前のレコード時

Major Faults(MAJOR_FAULTS)

物理的なI/Oを引き起こすページフォルトの回数。

COPY

ulong

Yes

Process Count(PROCESS_COUNT)

ワークグループが実行しているプロセス数。

COPY

ulong

No

プロセステーブル内のプロセスのうち,ワークグループの定義にマッチするユーザー属性,グループ属性,またはプログラム属性を持つプロセス数。

Programs(PROGRAMS)

プログラム名リスト。30バイト以上の場合,最後の文字は「>」。

このフィールドはwgfileファイルのprogramsパラメーターに指定した文字列が表示される。

08-00以降の場合は,wgfileファイルのprogramsまたはprograms_02パラメーターに指定した文字列が表示される。

COPY

string(30)

No

ワークグループが実行している各プロセスについて,PFM - Agent for Platformがプロセスのプログラム名をこのフィールドに追加する。

Reads(READ_OPS)

AIXでは,RAW読み取り処理が発生した回数。Solarisでは,Block読み取り処理が発生した回数。

COPY

ulong

Yes

HP-UX,

Linux

Reads/sec(READ_OPS_PER_SECOND)

読み取り処理が発生した頻度(1秒当たりの回数)。

R

float

Yes

HP-UX,

Linux

READ_OPS / ワークグループのために実行している,すべてのプロセスの合計経過時間。

Real Mem Kbytes(REAL_MEMORY_KBYTES)

使用している物理メモリーのサイズ(キロバイト単位)。

COPY

ulong

No

Record Time(RECORD_TIME)

レコードが作成された時刻(グリニッジ標準時)。

COPY

time_t

No

Record Type(INPUT_RECORD_TYPE)

レコード種別。常に「WGRP」。

COPY

char(8)

No

Swaps(SWAPS)

スワップ処理が発生した回数。

COPY

ulong

Yes

Linux

System CPU(SYSTEM_CPU_TIME)

カーネルモードで動作した時間。

COPY

utime

Yes

Throughput/sec(IO_KBYTES_PER_SECOND)

I/O処理の速度(1秒当たりのキロバイト数)。

R

float

Yes

AIX,

Linux

TOTAL_IO_KBYTES / ワークグループが実行しているすべてのプロセスの合計経過時間

Total I/O Kbytes(TOTAL_IO_KBYTES)

I/O処理の合計転送サイズ(キロバイト単位)。

COPY

double

Yes

AIX,

Linux

Total I/O Ops(TOTAL_IO_OPS)

I/O処理が発生した回数。

COPY

ulong

Yes

HP-UX,

AIX,

Linux

READ_OPS + WRITE_OPS

Total I/O Ops/sec(TOTAL_IO_OPS_PER_SECOND)

I/O処理が発生した頻度(1秒当たりの回数)。

R

float

Yes

HP-UX,

AIX,

Linux

TOTAL_IO_OPS / ワークグループが実行しているすべてのプロセスの合計経過時間

User CPU(USER_CPU_TIME)

ユーザーモードで動作した時間(秒単位)。

COPY

utime

Yes

Users(USERS)

ユーザー名リスト。30バイト以上の場合,最後の文字は「>」。

このフィールドはwgfileファイルのusersパラメーターに指定した文字列が表示される。

08-00以降の場合は,wgfileファイルのusersまたはusers_02パラメーターに指定した文字列が表示される。

COPY

string(30)

No

ワークグループが実行している各プロセスについて,PFM - Agent for Platformは,プロセスのユーザー名をこのフィールドに追加する。

Virtual Mem Kbytes(VIRTUAL_MEMORY_KBYTES)

使用している仮想メモリーのサイズ(キロバイト単位)。

COPY

ulong

No

Solaris

Workgroup(WORKGROUP_NAME)

ワークグループ名。定義されたどのワークグループにも属さない場合は,「Other」。

このフィールドはwgfileファイルのworkgroupパラメーターに指定した文字列が表示される。

COPY

string(30)

No

Writes(WRITE_OPS)

AIXでは,RAW書き込み処理が発生した回数。Solarisでは,Block書き込み処理が発生した回数。

COPY

ulong

Yes

HP-UX,

Linux

Writes/sec(WRITE_OPS_PER_SECOND)

書き込み処理が発生した頻度(1秒当たりの回数)。

R

float

Yes

HP-UX,

Linux

WRITE_OPS / ワークグループが実行している,すべてのプロセスの合計経過時間