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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(UNIX(R)用)


4.3.2 PFM - Agent for Platformのインストール手順

UNIXホストにPerformance Managementプログラムをインストールするには,提供媒体を使用する方法と,JP1/NETM/DM(JP1/NETM/DMは日本国内の製品名称です。)を使用してリモートインストールする方法があります。JP1/NETM/DMを使用する方法については,次のマニュアルを参照してください。

重要

ディレクトリ名やファイル名は,マシン環境によってはマニュアルの表記と異なることがあります。lsコマンドで,使用している環境でのディレクトリ名やファイル名を確認してください。Hitachi PP Installerを起動するコマンドを実行する場合は,lsコマンドで確認したディレクトリ名やファイル名をそのまま入力するようにしてください。

提供媒体を使用する場合のインストール手順をOSごとに示します。

〈この項の構成〉

(1) HP-UXの場合

  1. プログラムをインストールするホストに,スーパーユーザーでログインするかまたはsuコマンドでユーザーをスーパーユーザーに変更する。

  2. ローカルホストで起動しているPerformance Managementのサービスがあれば,すべて停止する。

    停止するサービスは,物理ホストおよび論理ホスト上のPerformance Managementのサービスです。サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のPerformance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。

  3. 提供媒体をセットする。

  4. mountコマンドを実行して,該当する装置をマウントする。

    例えば,該当する装置を/cdromにマウントする場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    /usr/sbin/mount -F cdfs -r デバイススペシャルファイル名 /cdrom

    なお,指定するコマンドは,使用する環境によって異なります。

  5. 次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installerを起動する。

    マウントディレクトリ/IPFHPUX/setup マウントディレクトリ

    Hitachi PP Installerが起動され,初期画面が表示されます。

  6. 初期画面で「I」を入力する。

    インストールできるプログラムの一覧が表示されます。

  7. インストールしたいプログラムを選択して,「I」を入力する。

    選択したプログラムがインストールされます。なお,プログラムを選択するには,カーソルを移動させ,スペースキーで選択します。

  8. インストールが正常終了したら,「Q」を入力する。

    Hitachi PP Installerの初期画面に戻ります。

(2) Solaris(SPARC)の場合

  1. プログラムをインストールするホストに,スーパーユーザーでログインするかまたはsuコマンドでユーザーをスーパーユーザーに変更する。

  2. ローカルホストで起動しているPerformance Managementのサービスがあれば,すべて停止する。

    停止するサービスは,物理ホストおよび論理ホスト上のPerformance Managementのサービスです。サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のPerformance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。

  3. 提供媒体をセットする。

  4. 次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installerを起動する。

    マウントディレクトリ/SOLARIS/setup マウントディレクトリ

    Hitachi PP Installerが起動され,初期画面が表示されます。

    なお,指定するコマンドは,使用する環境によって異なります。

  5. 初期画面で「I」を入力する。

    インストールできるプログラムの一覧が表示されます。

  6. インストールしたいプログラムを選択して,「I」を入力する。

    選択したプログラムがインストールされます。なお,プログラムを選択するには,カーソルを移動させ,スペースキーで選択します。

  7. インストールが正常終了したら,「Q」を入力する。

    Hitachi PP Installerの初期画面に戻ります。

注※

自動マウント機能を解除している環境では,Hitachi PP Installerを起動する前に,/usr/sbin/mountコマンドを次のように指定して該当する装置をマウントしてください。

/usr/sbin/mount -F cdfs -r デバイススペシャルファイル名 /cdrom/cdrom

なお,指定するコマンドは,使用する環境によって異なります。

(3) AIXの場合

  1. プログラムをインストールするホストに,スーパーユーザーでログインするかまたはsuコマンドでユーザーをスーパーユーザーに変更する。

  2. ローカルホストで起動しているPerformance Managementのサービスがあれば,すべて停止する。

    停止するサービスは,物理ホストおよび論理ホスト上のPerformance Managementのサービスです。サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のPerformance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。

  3. 提供媒体をセットする。

  4. mountコマンドを実行して,該当する装置をマウントする。

    例えば,該当する装置を/cdromにマウントする場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    /usr/sbin/mount -r -v cdrfs /dev/cd0 /cdrom
  5. 次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installerを起動する。

    マウントディレクトリ/AIX/setup マウントディレクトリ

    Hitachi PP Installerが起動され,初期画面が表示されます。

  6. 初期画面で「I」を入力する。

    インストールできるプログラムの一覧が表示されます。

  7. インストールしたいプログラムを選択して,「I」を入力する。

    選択したプログラムがインストールされます。なお,プログラムを選択するには,カーソルを移動させ,スペースキーで選択します。

  8. インストールが正常終了したら,「Q」を入力する。

    Hitachi PP Installerの初期画面に戻ります。

(4) Linuxの場合

  1. プログラムのインストール先ディレクトリが実ディレクトリであることを確認する。

  2. プログラムをインストールするホストに,スーパーユーザーでログインするかまたはsuコマンドでユーザーをスーパーユーザーに変更する。

  3. ローカルホストで起動しているPerformance Managementのサービスがあれば,すべて停止する。

    停止するサービスは,物理ホストおよび論理ホスト上のPerformance Managementのサービスです。サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のPerformance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。

  4. 提供媒体をセットする。

  5. 次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installerを起動する。

    マウントディレクトリ/X64LIN/setup マウントディレクトリ

    Hitachi PP Installerが起動され,初期画面が表示されます。

  6. 初期画面で「I」を入力する。

    インストールできるプログラムの一覧が表示されます。

  7. インストールしたいプログラムを選択して,「I」を入力する。

    選択したプログラムがインストールされます。なお,プログラムを選択するには,カーソルを移動させ,スペースキーで選択します。

  8. インストールが正常終了したら,「Q」を入力する。

    Hitachi PP Installerの初期画面に戻ります。

注※

自動マウント機能を解除している環境では,Hitachi PP Installerを起動する前に,/bin/mountコマンドを次のように指定して該当する装置をマウントしてください。

/bin/mount -r -o mode=0544 /dev/cdrom /media/cdrecorder

なお,指定するコマンド,下線部のデバイススペシャルファイル名およびマウントディレクトリ名は,使用する環境によって異なります。