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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(UNIX(R)用)


4.2.6 障害発生時の資料採取の準備

トラブルが発生した場合に調査資料として,コアダンプファイルが必要になることがあります。コアダンプファイルの出力はユーザーの環境設定に依存するため,次に示す設定を確認しておいてください。

コアダンプファイルのサイズ設定

コアダンプファイルの最大サイズは,rootユーザーのコアダンプファイルのサイズ設定(ulimit -c)によって制限されます。次のようにスクリプトを設定してください。

ulimit -c unlimited

この設定が,ご使用のマシンのセキュリティポリシーに反する場合は,このスクリプトの設定を次のようにコメント行にしてください。

# ulimit -c unlimited
重要

コメント行にした場合,プロセスで発生したセグメンテーション障害やバス障害などのコアダンプファイルの出力契機に,コアダンプが出力されないため,調査できないおそれがあります。

コアダンプに関連するカーネルパラメーターの設定(Linux限定)

Linuxのカーネルパラメーター(kernel.core_pattern)で,コアダンプファイルの出力先,およびファイル名をデフォルトの設定から変更している場合,コアダンプファイルを採取できないときがあります。このため,Linuxのカーネルパラメーター(kernel.core_pattern)の設定は変更しないことをお勧めします。