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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Agent Option for Platform(UNIX(R)用)


2.3.4 仮想化システム上へのPFM - Agent for Platformのインストール

仮想化システムは基本的に各種リソースを仮想化機能(ソフトウェアまたはハードウェア)で管理し,論理的なパーティションにそれらを割り当てることによって構築されます。管理されるリソースはプロセッサ,メモリー,ディスク,ネットワークなどです。

これらのリソースは,論理パーティション内にPFM - Agent for Platformをインストールすれば,インストールした論理パーティションのパフォーマンスデータとして取得できます。

また,仮想化システムにはゲストOSとホストOSに区分されるものがあります。VMware/KVMや日立サーバ論理分割機構などの,ソフトウェアベースで仮想化を実現している場合はこのケースとなります。ホストOSはゲストOSを管理するOSで,ゲストOSはホストOS上で動作するOSのことです。このような場合,PFM - Agent for PlatformをゲストOS上にインストールしてパフォーマンスを監視します。

PFM - Agent for Platformはインストールした論理パーティション,またはゲストOS上のパフォーマンスデータを取得します。

注意

VMwareのホストOSは,仮想化機能を管理するための特殊なOSのため,アプリケーションの動作が保証されていません。日立サーバ論理分割機構の場合は,管理領域がSVP(Service Processor)フレームと呼ばれるディスク外領域に作成されるため,管理領域にはPFM - Agent for Platformで収集したデータをデータベースとして保存できません。