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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Remote Monitor for Microsoft(R) SQL Server


3.6.2 インスタンス環境の更新の設定

クラスタシステムでインスタンス環境を更新したい場合は,論理ホスト名とインスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の設定は,実行系ノードのPFM - RMホストで実施します。

更新する情報については,「2.4.3 インスタンス環境の更新の設定」を参照して,あらかじめ確認してください。Microsoft SQL Serverのインスタンス情報の詳細については,Microsoft SQL Serverのマニュアルを参照してください。

論理ホスト名とインスタンス名を確認するには,jpcconf ha listコマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setupコマンドを使用します。

インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。

  1. 論理ホスト名とインスタンス名を確認する。

    更新したいインスタンス環境で動作しているPFM - RM for Microsoft SQL Serverを示すサービスキーを指定して,jpcconf ha listコマンドを実行します。

    例えば,PFM - RM for Microsoft SQL Serverの論理ホスト名とインスタンス名を確認したい場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpcconf ha list -key RMSQL

    設定されている論理ホスト名がjp1_SQL,インスタンス名がSQL1の場合,次のように表示されます。

    [図データ]

  2. 更新したいインスタンス環境のPFM - RM for Microsoft SQL Serverのサービスが起動されている場合は,クラスタソフトからサービスを停止する。

  3. 手順2で共有ディスクがオフラインになった場合は,クラスタソフトからの操作やボリュームマネージャの操作などで,共有ディスクをオンラインにする。

  4. 更新したいインスタンス環境のPFM - RM for Microsoft SQL Serverを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setupコマンドを実行する。

    例えば,PFM - RM for Microsoft SQL Serverの論理ホスト名がjp1_SQL,インスタンス名がSQL1のインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。

    jpcconf inst setup -key RMSQL -lhost jp1_SQL -inst SQL1

    ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst setupコマンドは非対話形式でも実行できます。jpcconf inst setupコマンドを非対話形式で実行する場合,手順5の作業は必要ありません。

  5. PFM - RM for Microsoft SQL Serverのインスタンス情報を更新する。

    PFM - RM for Microsoft SQL Serverのインスタンス情報を,コマンドの指示に従って入力します。PFM - RM for Microsoft SQL Serverのインスタンス情報については,「2.4.3 インスタンス環境の更新の設定」を参照してください。現在設定されている値が表示されます。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。

  6. 更新したインスタンス環境のサービスを,クラスタソフトから再起動する。

    サービスの起動方法および停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。

    重要

    更新できない項目の値を変更したい場合は,インスタンス環境を削除したあと,再作成してください。

コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。