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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Remote Monitor for Platform


10.6 Performance Managementの障害検知

Performance Managementのログファイルをシステム統合監視製品であるJP1/Baseで監視することで,Performance Management自身の障害を検知できます。また,Performance Managementでは,障害が発生したときにPFM - ManagerおよびPFM - RM for Platformの各サービスの状態を正しく確認するためのステータス管理機能があります。これによって,システム管理者は障害が発生したときに素早く検知し,原因となったサービスの状態を正確に把握することで復旧のために適切に対処できます。

Performance Managementでは,ヘルスチェック機能を利用することでPerformance Management自身の障害を検知できます。ヘルスチェック機能では,PFM - RM for PlatformやPFM - RMホストの稼働状態を監視し,監視結果をPFM - RM for Platformの稼働状態の変化としてPFM - Web Console上に表示します。また,PFMサービス自動再起動機能を利用することで,PFMサービスが何らかの原因で異常停止した場合に自動的にPFMサービスを再起動したり,定期的にPFMサービスを再起動したりできます。

ヘルスチェック機能によってPFM - RM for Platformの稼働状態を監視したり,PFMサービス自動再起動機能によってPFMサービスを自動再起動したりするには,Performance Managementのサービスの詳細な状態を確認するステータス管理機能を使用します。このため,対象となるPFM - RM for Platformがステータス管理機能に対応したバージョンであり,ステータス管理機能が有効になっている必要があります。ホストの稼働状態を監視する場合は前提となる条件はありません。また,Performance Managementのログファイルをシステム統合監視製品であるJP1/Baseで監視することによっても,Performance Management自身の障害を検知できます。これによって,システム管理者は,トラブルが発生したときに障害を検知し,要因を特定して復旧の対処をします。Performance Management自身の障害検知の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のPerformance Managementの障害検知について説明している章を参照してください。