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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Remote Monitor for Platform


アラーム一覧

1つ以上のアラームを1つのテーブルにまとめたものを「アラームテーブル」と呼びます。PFM - RM for Platformの監視テンプレートで定義されているアラームは,アラームテーブルの形式で,PFM - Web Consoleの[アラーム階層]タブに表示される「RM Platform」フォルダに格納されています。

アラームテーブル名を次に示します。

アラームテーブル名の[ ]内の表示

[ ]内は,そのアラームテーブルがどんな監視項目に対応しているかを示しています。[ ]が付かないアラームテーブルは,基本的なアラームをまとめたアラームテーブルです。

アラームテーブル名末尾の数値

アラームテーブルのバージョンを示します。

監視テンプレートで定義されているアラームを使用する際は,Performance Managementシステムで使用しているアラームテーブルのバージョンおよびバージョンの互換性をご確認ください。アラームテーブルのバージョンおよびバージョン互換については,「付録I バージョン互換」を参照してください。

PFM - RM for Platformの監視テンプレートで定義されているアラームを,アルファベット順で次の表に示します。

表6‒1 アラーム一覧

アラームテーブル名

アラーム名

監視対象

監視目的

PFM RM Platform Template Alarms 10.00

Available Memory

実際にアプリケーションが使用できる物理メモリーのサイズ(メガバイト単位)

稼働状況監視

CPU Usage

プロセッサの使用率(%)

性能情報監視

Disk Busy %

ディスクがビジー状態であった経過時間の割合(%)

Disk Free Size

論理ディスクの未使用領域のサイズ(メガバイト単位)

稼働状況監視

Disk Service Time

ビジー状態のデバイス

性能情報監視

Disk Space

使用可能な領域全体に対する論理ディスクの空き領域の割合(%)

稼働状況監視

I/O Wait Time

ホスト全体のプロセッサがI/O待ちの状態だった時間の割合(%)

性能情報監視

Kernel CPU

ホスト全体のプロセッサがカーネルモードで動作している時間の割合(%)

Network Received

ネットワークインターフェースで受信されるデータ量の割合(バイト/秒)

Page Faults

ページフォルトが発生した回数

Pagescans

ページスキャンが発生した回数

Processor Queue

実行準備ができているプロセッサのキュー内の要求数

Run Queue

実行キューにあるスレッド数

Swap Outs

スワップアウト処理によって取り出されたページ数

Target Host Status

監視対象ホストへの接続状況

稼働状況監視

Used Swap Mbytes

仮想メモリー領域の使用サイズ(メガバイト単位)

User CPU

ホスト全体のプロセッサがユーザーモードで動作しているホスト全体の時間の割合(%)

性能情報監視

PFM RM Platform Template Alarms [PS] 09.10

Process Existence

プログラム名

稼働状況監視

PFM RM Platform Template Alarms [SVC] 09.10

Service Stop

サービスコントロールマネージャーデータベースで使用されているサービス名,およびデータ収集時のサービスの状態

Service Stop(dsp nm)

サービスを識別するためにユーザーインターフェースプログラムによって使用されている名前,およびデータ収集時のサービスの状態

PFM RM Platform Template Alarms [APP] 09.10

Application Status

Application Summary(PD_APP2)レコードで監視しているアプリケーションの状態

PFM - RM for Platformでは,監視テンプレートとしてシステムが正常に運用しているかどうかを監視する稼働状況監視のアラームと,システムが十分なサービスを提供しているかどうかを監視する性能情報監視のアラームを提供しています。目的に合わせて必要なアラームを設定してください。

注意

アラームで使用しているフィールドは,監視対象ホストのOSによってサポートしていない場合があります。その場合,アラームは使用しないでください。

監視対象ホストのOSごとに,アラームで使用しているフィールドのサポート可否を次の表に示します。

表6‒2 アラームで使用しているフィールドのサポート可否(監視テンプレート)

アラーム名

監視対象ホストのOS

未サポートのOSでアラームを使用した場合

Windows

HP-UX

Solaris

AIX

Linux

Available Memory

CPU Usage

Disk Busy %

Disk Free Size

Disk Service Time

Disk Space

I/O Wait Time

×

アラームの条件式に一致しないため,アラームイベントは発行されません。

Kernel CPU

Network Received

×

×

×

×

アラームの条件式に一致しないため,アラームイベントは発行されません。

Page Faults

×

×

アラームの条件式に一致しないため,アラームイベントは発行されません。

Pagescans

×

×

×

アラームの条件式に一致しないため,アラームイベントは発行されません。

Processor Queue

×

×

×

×

アラームの条件式に一致しないため,アラームイベントは発行されません。

Run Queue

×

アラームの条件式に一致しないため,アラームイベントは発行されません。

Swap Outs

×

×

アラームの条件式に一致しないため,アラームイベントは発行されません。

Target Host Status

Used Swap Mbytes

User CPU

Process Existence

Service Stop

×

×

×

×

アラームの条件式に一致しないため,アラームイベントは発行されません。

Service Stop(dsp nm)

×

×

×

×

アラームの条件式に一致しないため,アラームイベントは発行されません。

Application Status

(凡例)

○:アラームで使用しているフィールドはサポートしています

×:アラームで使用しているフィールドは未サポートです

−:該当しません