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JP1 Version 12 JP1/Performance Management - Remote Monitor for Platform


5.2.2 PFM - Managerが停止した場合の影響と対処

PFM - Managerが停止すると,Performance Managementシステム全体に影響します。

PFM - Managerは,各ノードで動作しているPFM - RM for Platformのエージェント情報を一括管理しています。また,PFM - RM for Platformがパフォーマンス監視中にしきい値を超えた場合のアラームイベントの通知や,アラームイベントを契機としたアクションの実行を制御しています。

PFM - Managerが停止したときのPFM - RM for Platformへの影響とその対処について,次に示します。

影響

PFM - RM for Platformの動作中に,PFM - Managerが停止した場合,次のような影響があります。なお,パフォーマンスデータは継続して収集されます。

  • 発生したアラームイベントがPFM - Managerに通知されないため,アラーム定義ごとにアラームイベントが保持されます。また,PFM - Managerが起動されるまで,PFM - RM for Platformは通知をリトライします。保持しているアラームイベントが3つを超えると,古いアラームイベントは上書きされます。PFM - RM for Platformを停止すると,保持しているアラームイベントは削除されます。

  • PFM - Managerに通知済みのアラームステータスは,PFM - Managerが再起動したときに一度リセットされます。リセットされると,PFM - ManagerがPFM - RM for Platformの状態を確認し,アラームステータスが最新の状態になります。

  • PFM - Managerに停止の旨を通知できないため,PFM - RM for Platformを停止しようとしても時間が掛かります。

対処

PFM - Managerを起動してください。動作中のPFM - RM for Platformはそのまま運用できます。ただし,アラームが期待したとおりに通知されない場合があります。

PFM - Manager復旧後,共通メッセージログにKAVE00024-Iのメッセージが出力されるかどうかを確認してください。

PFM - Managerが停止した場合の影響を考慮の上,運用方法を検討してください。なお,トラブル以外にも,構成の変更やメンテナンスの作業などでPFM - Managerの停止が必要になる場合もあります。運用への影響が少ないときに,メンテナンスすることをお勧めします。