自動バインド設定ファイル(jpcautobind.cfg)
機能
自動バインド設定ファイルは,Performance Managementで自動バインドの設定対象のエージェントおよびアラームテーブルを定義するファイルです。
ファイル
jpcautobind.cfg(自動バインド設定ファイル)
格納先
自動バインド設定ファイルの格納先を次に示します。
- Windows
-
-
物理ホストの場合
インストール先フォルダ\
-
論理ホストの場合
環境ディレクトリ\jp1pc\
-
- UNIX
-
-
物理ホストの場合
/opt/jp1pc/
-
論理ホストの場合
環境ディレクトリ/jp1pc/
-
注意事項
-
「#」で始まる行をコメント行として定義できます。ただし,PFM - Web Consoleから自動バインド設定をすると,その行は削除されます。
-
形式が不正な行がある場合,PFM - Web Consoleから自動バインド設定をすると,共通メッセージログにKAVE00560-Wが出力され,その行は削除されます。
-
業務グループによるアクセスコントロール機能が無効の場合,業務グループ指定の設定は無視します。
-
業務グループによるアクセスコントロール機能が無効の場合,PFM - Web Consoleから自動バインド設定をすると,業務グループ指定の設定は削除されます。
変更手順
自動バインド設定ファイルを変更する手順を次に示します。
-
jpcautobind.cfgファイルを任意のフォルダにコピーする。
-
テキストエディターなどで,コピーしたjpcautobind.cfgファイルを開き編集する。
-
編集したjpcautobind.cfgファイルを保存して閉じる。
-
jpcabformcheckコマンドで,編集したjpcautobind.cfgファイルのフォーマットをチェックする。
-
フォーマットに問題なければ,編集したjpcautobind.cfgファイルを元のjpcautobind.cfgファイルに上書きする。
設定項目
自動バインド設定ファイルは,次の表に示す形式で作成します。
項目 |
形式 |
---|---|
フォーマット |
CSV |
文字コード |
UTF-8(BOM付きも可能) |
改行コード |
|
コメント |
「#」で始まる行 |
設定する項目を次の表に示します。
項目順 |
項目 |
必須/任意 |
形式 |
値の範囲 |
---|---|---|---|---|
1 |
プロダクトID |
必須 |
文字列 |
使用できる文字を次に示します。
先頭と末尾の半角スペースは無視されます。 |
2 |
アラームテーブル名 |
必須 |
文字列 |
使用できる文字を次に示します。
大文字と小文字は区別されます。 先頭と末尾の半角スペースは無視されます。 |
3 |
条件区分 |
任意 |
数値 |
設定対象のエージェントを業務グループで指定する場合は,「1」を指定してください。また,条件内容を指定してください。 先頭と末尾の半角スペースは無視されます。 |
4 |
条件内容 |
任意 |
文字列 |
業務グループ「未割り当て」を指定する場合,空文字を指定します。 その他の業務グループを指定する場合,業務グループ名を指定します。使用できる文字を次に示します。
大文字と小文字は区別されます。 先頭と末尾の半角スペースは無視されます。 1行に同じ業務グループ名が複数指定された場合は無視されます。 |
5以降 |
項目順3および4の繰り返し |
- ヒント
-
条件区分および条件内容について
-
条件区分および条件内容を指定していない場合,プロダクトIDに対応するエージェントへ自動バインドされます。
-
条件区分および条件内容を指定している場合,指定した条件内容に合致するエージェントへ自動バインドされます。
-
条件内容で業務グループ名を指定している場合,指定した業務グループ名に合致するエージェントに自動バインドされます。
-
自動バインド設定ファイルの例を次に示します。
U,Table1,1,グループA U,Table3,1,グループA U,Table2,1,グループB,1,グループC T,Table4