jpciniupdate
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形式
jpciniupdate -i 更新対象の定義ファイル名 -u 更新内容を記載したファイル名
機能
jpciniupdateコマンドは,定義ファイルの設定値を更新するためのコマンドです。あらかじめ設定値の更新内容を記載したファイルを作成して,jpciniupdateコマンドを実行すると,指定した更新対象の定義ファイルの設定値に反映されます。
このコマンドは,更新対象の定義ファイルと,更新内容を記載したファイルに同じセクション名およびラベル名が存在する場合,定義ファイルの設定値を更新します。存在しない場合は定義ファイルにセクション名,ラベル名を追加し,値を設定します。記載した設定値が有効ではなくても,記載したとおりに更新されるので,注意してください。
コマンドを実行できるホスト
-
PFM - Manager
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PFM - Agent
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PFM - RM
実行権限
- Windowsの場合
-
Administrators権限を持つユーザー
- UNIXの場合
-
rootユーザー権限を持つユーザー
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
インストール先フォルダ\tools\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1pc/tools/
更新対象の定義ファイル
更新対象として指定できる定義ファイル名は,次のとおりです。
-
jpccomm.ini
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jpcsto.ini
上記の定義ファイル内で,ファイル編集によって変更できるラベルの設定値を更新できます。更新できるラベルの種類については,「3. 定義ファイル」の各定義ファイルの説明を参照してください。
更新内容を記載する際の書式
更新対象のセクション名,ラベル名および値を次の書式に従って記載してください。同一ファイル内には複数の設定値を記載できます。更新が必要なものだけを記載してください。
項番 |
書式 |
説明 |
---|---|---|
1 |
[セクション名] |
[]を含めて79バイト以内の半角英数字および半角スペースで指定してください。 |
2 |
ラベル名=値 |
次のように指定してください。なお,「=」前後の空白は無視されます。
|
記載例
[Common Section]内にある,Multiple Alarm Table Bindラベルの値を「1」に更新したい場合の記載例を次に示します。
[Common Section] Multiple Alarm Table Bind=1
引数
-i 更新対象の定義ファイル名
更新対象の定義ファイルのパスを指定します。
-u 更新内容を記載したファイル名
更新内容を記載したファイルのパスを指定します。
- これら2つのファイル名を指定するときには,次の点に注意してください。
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-
UNIXの場合,半角空白文字を含む場合は,「"」(ダブルクォーテーション)で囲んでください。また,半角記号を指定する場合は,必要に応じてエスケープ表記をしてください。
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1〜255バイトで,存在しているファイルのパスを指定できます。ワイルドカード文字は使用できません。
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絶対ファイルパス名,相対ファイルパス名を指定できます。相対ファイルパスの場合は,コマンド実行時のカレントディレクトリからのパスを指定してください。
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注意事項
-
コマンドの実行をCtrl+Cキーやシグナルで中断した場合,特定の戻り値が返りません。そのため,コマンドをCtrl+Cキーやシグナルで中断した場合は戻り値を無視してください。
-
UNIX環境で更新内容を記載する場合,設定値の更新内容に全角文字が入る際には,言語環境(LANG環境変数)をPerformance Managementが動作している言語環境に合わせてから作成してください。
戻り値
0 |
正常終了した。 |
1 |
異常終了した。 |
使用例
UNIX環境で,物理ホストのjpccomm.iniを更新する場合の実行例を次に示します。
# ./jpciniupdate -i /opt/jp1pc/jpccomm.ini -u /tmp/jpccomm.ini.update KAVE05850-I ファイルの更新処理が正常終了しました