コマンドの指定方法とコマンドの文法の説明に使用する記号
ここでは,コマンドの記載形式として,コマンドの指定方法と,コマンドの文法の説明に使用する記号について説明します。
コマンドの文法の説明に使用する記号
コマンドの文法の説明に使用する記号を次の表に示します。
記号 |
意味と例 |
---|---|
| (ストローク) |
複数の項目に対して項目間の区切りを示し,「または」の意味を示す。 (例) 「A|B|C」は,「A,B,またはC」を示す。 |
{ } (波括弧) |
この記号で囲まれている複数の項目の中から,必ず一組の項目を選択する。項目と項目の区切りは「|」で示す。 (例) 「{A|B|C}」は,「A,B,またはCのどれかを必ず指定する」ことを示す。 |
[ ] (角括弧) |
この記号で囲まれている項目は,任意に指定できる(省略できる)。 (例) 「[A]」は,「必要に応じてAを指定する」ことを示す(必要でない場合は,Aを省略できる)。 「[B|C]」は,「必要に応じてB,またはCを指定する」ことを示す(必要でない場合は,BおよびCを省略できる)。 |
... (点線) |
この記号の直前に示された項目を繰り返して複数個,指定できる。なお,項目を複数個指定する場合は,項目の区切りに1バイトの空白文字(半角スペース)を使用する。 (例) 「A B...」は,「Aのあとに,Bを複数個指定できる」ことを示す。 |
_ (下線) |
括弧で囲まれているすべての項目を省略したときに,システムが採用する値を示す。 (例) 「[A|B]」は,「AおよびBを指定しなかった場合,システムはAを採用する」ことを示す。 |
ワイルドカード文字について
コマンドを実行する際に,複数のサービスまたはホスト名を指定する場合,ワイルドカード文字を使用できます。使用できるワイルドカード文字を次に示します。
-
*:任意の0文字以上の文字列を示します。
-
?:任意の1文字を示します。
UNIXで,ワイルドカード文字を指定する場合,シェルで解析されるのを防ぐため,「"*"」のように「"」で囲んで指定してください。
コマンドで指定するサービスIDについて
コマンドで指定するサービスIDについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録の,サービスの命名規則について説明している個所を参照してください。