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JP1 Version 12 JP1/Performance Management リファレンス


コマンドの指定方法とコマンドの文法の説明に使用する記号

ここでは,コマンドの記載形式として,コマンドの指定方法と,コマンドの文法の説明に使用する記号について説明します。

〈このページの構成〉

コマンドの指定方法

コマンドの指定形式を次に示します。

[図データ]

(1)を「オプション」と呼びます。(2)を「引数」と呼びます。

コマンドの文法の説明に使用する記号

コマンドの文法の説明に使用する記号を次の表に示します。

表2‒1 コマンドの文法の説明に使用する記号

記号

意味と例

|

(ストローク)

複数の項目に対して項目間の区切りを示し,「または」の意味を示す。

(例)

A|B|C」は,「A,B,またはC」を示す。

{ }

(波括弧)

この記号で囲まれている複数の項目の中から,必ず一組の項目を選択する。項目と項目の区切りは「|」で示す。

(例)

{A|B|C}」は,「A,B,またはCのどれかを必ず指定する」ことを示す。

[ ]

(角括弧)

この記号で囲まれている項目は,任意に指定できる(省略できる)。

(例)

[A]」は,「必要に応じてAを指定する」ことを示す(必要でない場合は,Aを省略できる)。

[B|C]」は,「必要に応じてB,またはCを指定する」ことを示す(必要でない場合は,BおよびCを省略できる)。

...

(点線)

この記号の直前に示された項目を繰り返して複数個,指定できる。なお,項目を複数個指定する場合は,項目の区切りに1バイトの空白文字(半角スペース)を使用する。

(例)

A B...」は,「Aのあとに,Bを複数個指定できる」ことを示す。

_

(下線)

括弧で囲まれているすべての項目を省略したときに,システムが採用する値を示す。

(例)

[A|B]」は,「AおよびBを指定しなかった場合,システムはAを採用する」ことを示す。

ワイルドカード文字について

コマンドを実行する際に,複数のサービスまたはホスト名を指定する場合,ワイルドカード文字を使用できます。使用できるワイルドカード文字を次に示します。

UNIXで,ワイルドカード文字を指定する場合,シェルで解析されるのを防ぐため,「"*"」のように「"」で囲んで指定してください。

コマンドで指定するサービスIDについて

コマンドで指定するサービスIDについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録の,サービスの命名規則について説明している個所を参照してください。