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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


15.3.1 JP1/SSと連携するためのセットアップ手順

  1. JP1/SSのシステムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.properties)を開き,次の項目を設定する。

    表15‒1 JP1/SSのシステムプロパティファイルの設定項目

    指定キー名

    指定値

    hptl_jp1_imss_add_item_info_url_num

    案件の情報を付加したいURLの個数 ※1

    hptl_jp1_imss_add_item_info_product_$n

    jp1_pfm

    hptl_jp1_imss_add_item_info_url_$n

    PFM - Web Consoleのログイン用URL

    hptl_jp1_imss_add_item_info_$n※2

    次の項目をコンマ区切りで指定する。

    • JIMSD_LOGIN_USER_ID(ログインユーザーIDを引き継ぐ項目ID)

    • 事象が発生したホスト名を入力する項目ID

    • 事象が発生した日時を入力する項目ID

    注※1

    すでに案件の情報を付加したいURLを設定している場合は,1を加算して指定してください。

    注※2

    同じ項目IDを複数指定した場合は,連携できません。

    この場合,JP1/SSからのPFM - Web Console起動時にログイン画面が表示されますので,設定を見直してください。

    この表の「指定キー名」にある「$n」には1から「hptl_jp1_imss_add_item_info_url_num」で指定した値までの数値を指定します。「$n」に指定する数値は一致させてください。

    JP1/SSのシステムプロパティファイルの詳細につきましては,JP1/SSのマニュアルを参照してください。

    設定例

    例えば,JP1/SSの連携製品が1製品(Performance

    Management),PFM - Web Consoleのログイン用URLの通信プロトコルが「http」,ホスト名が「PFM-WebCon」,接続先PFM - Web Consoleのポート番号が「20358」,事象が発生したホスト名を入力する項目を「ユーザー追加テキスト項目1」(ID:JIMSD_FORM_USERTEXT01),事象が発生した日時を入力する項目を「発生日時」(ID:JIMSD_FORM_ACCRUALDATE)とする場合,次のように指定してください。

    #Other Products Cooperation
    #hptl_jp1_imss_jp1_aim=
    hptl_jp1_imss_add_item_info_url_num=1
    hptl_jp1_imss_add_item_info_url_1=http://PFM-WebCon:20358/PFMWebConsole/login.do
    #hptl_jp1_imss_np_item_info_$n=
    #hptl_jp1_imss_ao_item_info_$n=
    hptl_jp1_imss_add_item_info_1=JIMSD_LOGIN_USER_ID,JIMSD_FORM_USERTEXT01,JIMSD_FORM_ACCRUALDATE
    hptl_jp1_imss_add_item_info_product_1=jp1_pfm
    #hptl_jp1_imss_add_item_info_key_list_$p=
    hptl_jp1_imss_jp1base_virtual_hostname=JP1_DEFAULT
  2. シングルサインオンを行うための設定をする。

    JP1/SSで,シングルサインオンするための環境設定を行ってください。

    詳細については,JP1/SSのマニュアルを参照してください。

  3. 手順1でJP1/SSのシステムプロパティファイルに設定したPFM - Web Consoleとは別のPFM - Web Consoleでも事象発生元ホストをJP1/IMで監視している場合は,JP1/SSのシステムプロパティファイルに設定したPFM - Web Consoleホストの初期設定ファイル(config.xml)を編集する。

    編集項目

    <vsa><search-WebConsole>タグのhostport,およびhttps

    編集方法

    JP1/SSのシステムプロパティファイルに設定したPFM - Web Console以外のPFM - Web Consoleのホスト名,ポート番号,および暗号化通信の設定を定義する。複数のPFM - Web Consoleを定義する場合は,PFM - Web Consoleの数の分だけ<search-WebConsole>タグを定義する。

    定義例

    <vsa>
            <search-WebConsole>
                <param name="host" value="PFMWebCon2"/>
                <param name="port" value="20358"/>
                <param name="https" value="ON"/>
            </search-WebConsole>
            <search-WebConsole>
                <param name="host" value="PFMWebCon3"/>
                <param name="port" value="20358"/>
                <param name="https" value="OFF"/>
            </search-WebConsole>
    </vsa>
    重要

    httpsに設定する値は,JP1/SSのシステムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.propertiesjs)で指定した通信プロトコルと一致させてください。不一致の場合,画面にブラウザのセキュリティ警告が表示されます。

  4. JP1/IMでJP1イベントの事象発生元ホストと発行元イベントサーバをマッピングする。

    JP1/SSに案件として登録するJPイベントの事象発生元ホストが発行元イベントサーバと異なる場合,この設定が必要です。詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」を参照してください。

  5. JP1/SSのサービスを再起動する。

  6. PFM - Web Consoleのサービスを再起動する。