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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


15.1 JP1/SSと連携した監視の概要

Performance Managementは,JP1/SSと連携して監視できます。

Performance Managementでは,監視対象から収集したパフォーマンスデータを,グラフや表でわかりやすく表示したレポートで確認できます。JP1/SSと連携し,JP1/IM - Managerを経由して,JP1/SSに案件としてJP1イベントの情報と,PFM - Web ConsoleのURLを登録することで,事象発生元ホストのレポートをJP1/SSの画面から直接表示して確認できます。

メモ

JP1/SSとは

JP1/SSは,ITIL(ITインフラストラクチャ・ライブラリ)の考えに基づき,ITサービス管理でのサービスサポートに沿った運用の負荷軽減,効率向上を目的として開発された製品です。

ITILとは,近年,欧州を中心に普及してきたITシステムの構築・運用業務を体系化したガイドラインのことです。

JP1/SSを使用することで,ITILの考えに基づいた構築・運用業務の流れを可視化でき,構築・運用業務に携わる担当者は構築・運用業務に関する情報を共有できます。また,業務に関する情報が参照できるユーザーを,アクセス権によって限定できるため,共有する情報を統制できます。

〈この節の構成〉