Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


12.6.6 エージェントの状態が変更されたとき

エージェントの状態が変更されたときはJP1システムイベントが発行されます。発行されるJP1システムイベントを次の表に示します。

表12‒19 エージェントの状態が変更されたときのJP1システムイベント

属性種別

項目

属性名

内容

基本属性

イベントID

(該当なし)

「00004850」

メッセージ

(該当なし)

次に示すどれかが出力される

  • エージェントイベント[Status Change]

  • KAVE00217-Iメッセージ(アラーム監視によるエージェントの状態が正常に変更された場合)

  • KAVE00218-Wメッセージ(アラーム監視によるエージェントの状態が警告に変更された場合)

  • KAVE00219-Eメッセージ(アラーム監視によるエージェントの状態が異常に変更された場合)

  • KAVE00333-Eメッセージ(エージェントの稼働状態がビジー状態または異常停止状態になった場合)※1

  • KAVE00334-Iメッセージ(エージェントの稼働状態がビジー状態または異常停止状態から回復した場合)

拡張属性

共通情報

重大度

SEVERITY

重大度が設定される

  • Information(アラーム監視によるエージェントの状態が正常に変更された場合,またはエージェントの稼働状態がビジー状態または異常停止状態から回復した場合)

  • Warning(アラーム監視によるエージェントの状態が警告に変更された場合)

  • Error(アラーム監視によるエージェントの状態が異常に変更された場合)

ユーザー名

USER_NAME

  • Windowsの場合:SYSTEM

  • UNIXの場合:root(ユーザーIDが0であるユーザー名)

プロダクト名

PRODUCT_NAME

「/HITACHI/JP1/PFM/STATE_EVENT」

オブジェクトタイプ

OBJECT_TYPE

「SERVICE」

オブジェクト名

OBJECT_NAME

エージェントのサービスID

オブジェクトID

OBJECT_ID

エージェントのサービスID

事象種別

OCCURENCE

「NOTICE」

発生元ホスト名※2

JP1_SOURCEHOST

  • PFM - Agentの場合

    状態が変更されたPFM - Agentのホスト名

  • PFM - RM(リモートエージェント)の場合

    状態が変更されたリモートエージェントの監視対象ホスト名※3

固有情報

マネージャーホスト名

JPC_MGR

接続先PFM - Managerのホスト名

エージェントホスト名

JPC_AGENT

  • PFM - Agentの場合

    状態が変更されたPFM - Agentのホスト名

  • PFM - RM(リモートエージェント)の場合

    状態が変更されたリモートエージェントの監視対象ホスト名

  • PFM - RM(グループエージェント)の場合

    状態が変更されたグループエージェントのプライマリーホスト名(PFM - RMホスト名

モニターホスト名

JPC_MON_HOST

接続先PFM - Web Consoleのホスト名

モニターポート番号

JPC_MON_PORT

接続先PFM - Web Consoleのhttpリクエストポート番号

注※1

Collectorサービスが稼働状態からビジー状態または異常停止状態に移行したことを,Storeサービスが検知します。

また,検知のタイミングはStoreサービスに対してCollectorサービスからの収集イベントが10分以上ない場合に,StoreサービスからCollectorサービスに対してハートビートの確認を実施します。

このハートビートの確認でビジーまたは停止と判断されるとKAVE00333-EのJP1イベントをAgent StoreサービスまたはRM Storeサービスが発行します。

注※2

エージェントステータス変更イベントの一括発行機能が有効,かつ,Master Storeサービスがエージェントの状態変更を通知するJP1システムイベント(イベントID:00004850)を発行する場合に設定するプロパティです。

注※3

エージェントステータス変更イベントの一括発行機能でMaster StoreサービスがJP1イベントを発行した場合でも,発生元ホスト名の値は監視対象ホスト名となります。