12.2.1 JP1イベントの種類
JP1イベントには,JP1システムイベントとJP1ユーザーイベントの2種類があります。主な相違点は次のとおりです。
項目 |
JP1システムイベント |
JP1ユーザーイベント |
|
---|---|---|---|
イベントID |
00004800〜00004881が出力される(数値は固定) |
任意の指定値が出力される※1 |
|
発行事象 |
アラームイベントの発生 |
○ |
○ |
エージェントの状態変更 |
○ |
× |
|
PFMサービスの状態変更 |
○ |
× |
|
運用に関わるイベント※2 |
○ |
× |
|
ヘルスチェックの状態変更 |
○ |
× |
|
監視の一時停止または再開 |
○ |
× |
- (凡例)
-
○:イベントを発行する
×:イベントを発行しない
- 注※1
-
JP1ユーザーイベントの発行を設定するときに,任意の値を指定します。
- 注※2
-
PFM - AgentまたはPFM - RMが出力するイベントのことです。
JP1システムイベントは,JP1ユーザーイベントと比較すると,より多くのイベントの発行事象があります。また,これに加え,JP1システムイベントを発行するための設定では,JP1/IM - Managerで必要な定義ファイルを編集およびコピーする必要がありません。PFM - Manager 09-00以降では,JP1システムイベントの使用をお勧めします。
一方,JP1ユーザーイベントは,Performance Managementで発行する従来(PFM - Manager 08-50以前)のJP1イベントと同等の内容です。
どちらのJP1イベントを使用するかは,これらの要素を検討し,決定してください。