Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


7.2.1 イベントの履歴を表示する

  1. 監視コンソールのWebブラウザからPFM - Web Consoleにログインする。

  2. [メイン]画面のナビゲーションフレームで[エージェント階層]タブを選択する。

  3. [エージェント階層]画面のナビゲーションフレームで,イベントの履歴を表示させたいエージェントを選択する。

    複数のエージェントを選択する場合は,[複数選択]をチェックします。

    選択したエージェントにチェックマークが表示されます。

    参考

    エージェントを選択しない場合は,すべてのエージェントで発生したイベントの履歴が表示の対象になります。

  4. [エージェント階層]画面のメソッドフレームで,[イベント履歴]メソッドを選択する。

  5. 別ウィンドウで表示された[イベント履歴]画面で[レポート表示期間の設定]の各項目を設定する。

    必要に応じて,次の項目について設定します。

    [対象期間]

    イベント履歴として表示させるデータの対象期間について設定する場合は,[対象期間]のプルダウンメニューから該当する期間を選択します。

    選択できる値を次に示します。

    ・[レポートの表示時に指定]

    ・[過去1時間以内]

    ・[過去1日(24時間)以内]

    ・[過去7日以内]

    ・[過去1ヶ月以内]

    ・[過去1年以内]

    デフォルトは,「過去1日(24時間)以内」です。

    [レポートの表示時に指定]以外を選択した場合は,[開始日時]および[終了日時]に対応する日時が自動的に設定されます。

    [開始日時]および[終了日時]

    [対象期間]で[レポートの表示時に指定]を選択した場合に,イベント表示対象期間の開始日時および終了日時を設定します。

    [開始日時]および[終了日時]は,ロケールに対応した表示形式で指定します。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。

    指定できる日時の範囲は,1971年1月1日00時00分〜2035年12月31日23時59分です。[終了日時]には,[開始日時]に指定した日時以降の日時を指定してください。

    なお,[レポートの表示時に指定]以外を選択した場合は,対応する日時が自動的に設定されます。また,自動的に表示された日時を変更した場合,[対象期間]の設定が[レポートの表示時に指定]になります。

    [開始日時のデータを表示する]および[終了日時のデータを表示する]

    レポートに表示するデータの内,[開始日時]または[終了日時]で指定した日時に合致するデータを表示するかを切り替えます。デフォルトはチェックされています。デフォルトのチェック状態は,初期設定ファイル(config.xml)のexcludeTerminalData(<vsa>タグ配下)で設定できます。初期設定ファイル(config.xml)の設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,初期設定ファイル(config.xml)について説明している個所を参照してください。

    チェックした場合,[開始日時]または[終了日時]で指定した日時に合致するデータを表示します。

    チェックを外した場合,[開始日時]または[終了日時]で指定した日時に合致するデータを表示しません。

  6. [最大レコード数]を設定する。

    必要に応じて,次の項目について設定します。

    [最大レコード数]

    [レポートの表示]タブにイベント履歴として表示させるイベントの最大数を,1〜1440の整数で指定できます。デフォルトは「1000」です。

    なお,PFM - Web Consoleの初期設定ファイル(config.xml)で,最大レコード数(maxFetchCount)を1〜2147483647の範囲で指定できます。この場合は,config.xmlファイルに指定した範囲で最大レコード数を指定できます。

  7. [条件式の設定]の各項目を設定する。

    必要に応じて,次の項目について設定します。

    [Alarm Name]

    表示させるイベントのアラーム名を2,048バイト以内の全角または半角文字で指定できます。この項目にアラーム名を指定すると,そのアラームが発生しているイベントが表示の対象になります。

    デフォルトで「*(半角アスタリスク)」がワイルドカードとして設定されています。

    [Alarm Table]

    表示させるイベントのアラームテーブル名を2,048バイト以内の全角または半角文字で指定できます。この項目にアラームテーブル名を指定すると,そのアラームテーブルのアラームが発生しているイベントが表示の対象になります。

    デフォルトで「*(半角アスタリスク)」がワイルドカードとして設定されています。

    [Message]

    表示させるイベントのメッセージテキストを2,048バイト以内の全角または半角文字で指定できます。この項目にメッセージテキストを指定すると,そのメッセージテキストを出力したイベントが表示の対象になります。

    デフォルトで「*(半角アスタリスク)」がワイルドカードとして設定されています。

  8. [OK]ボタンをクリックする。

    注意

    表示させるエージェントを複数選択した場合,検索に時間が掛かり,表示がタイムアウトすることがあります。この場合,選択するエージェントを減らしてから再度表示させてください。

  9. [イベント履歴]画面で画面右上の[閉じる]メニューをクリックし,画面を閉じる。

    [イベント履歴]画面が閉じます。

補足
  • 表示されるイベントが1件もない場合は,表示するイベントがない旨のメッセージが表示されます。

  • この操作で設定した表示条件は,[イベント履歴]画面を表示している間だけであり,設定内容は保存されません。

参考

レコードの数が最大レコード数を超えた場合は,最も古いレコードから最大レコード数までのレコードが表示されます。