5.7.5 オートラベルでデータの値を確認する
グラフ上のプロットにマウスカーソルを重ねると,対応するデータの値をツールチップに表示できます。これをオートラベル機能といいます。オートラベル機能は,[レポート]画面の[レポートの表示設定]タブで,[オートラベルを表示する]をチェックすることで有効になります。
また,レポートの初回表示時からオートラベル機能を有効にするには,config.xmlのenableAutoLabelAtDefaultDispにtrueを指定します。初期設定ファイル(config.xml)の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,初期設定ファイル(config.xml)について説明している個所を参照してください。
オートラベル機能によってツールチップを表示させた[レポート]画面の例を次に示します。
- メモ
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次のグラフではオートラベル機能を使用できません。
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[レポート印刷]画面のグラフ
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jpcrptコマンドでHTML出力したレポートのグラフ
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[タイリング表示]画面のグラフ
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[システム稼働状況サマリ監視]画面のグラフ
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- 注意
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オートラベル機能利用時,マウスポインタで指定できる領域の幅や高さが極端に小さくなる場合や,折れ線グラフでプロットが重なっている場合,オートラベル機能によるツールチップが表示されないことがあります。
この場合,ほかのWebブラウザを利用するか,マウスポインタで指定できる領域の幅や高さが大きくなるように,次のどれかの操作をしてください。
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選択フィールドを減らす。
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表示インスタンス数を減らす。
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レポート表示期間を縮める。
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ズーム倍率を大きくする。
面グラフでレポートの表示期間を縮める操作の例を次に示します。
- (操作例)PFM - AgentのProcess Trendレポートの表示期間を縮める場合
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<表示条件>
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レポート表示期間:過去1日(24時間)以内
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レポート間隔:分
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グラフ種類:面
<操作>
レポートの表示期間を3時間程度にすることで,オートラベルのツールチップが表示されます。
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ここでは,ツールチップに表示するデータの桁数を設定する方法と,プロット数の多いグラフでオートラベル機能を使用する場合に必要な設定について説明します。
(1) ツールチップに表示するデータの桁数を設定する
オートラベル機能でツールチップに表示されるデータの桁数は,デフォルトで整数部が最大7桁,小数部が最大3桁です。変更する場合はconfig.xmlのautoLabelMaxIntegerDigits(<draw>タグ配下)およびautoLabelMaxFractionDigits(<draw>タグ配下)を変更してください。
初期設定ファイル(config.xml)の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,初期設定ファイル(config.xml)について説明している個所を参照してください。
(2) プロット数の多いグラフでオートラベル機能を使用する
オートラベル機能でツールチップにデータの値を表示できるのは,プロット数が1,440までの場合です。表示できるプロット数は,config.xmlのmaxAutoLabelPoints(<draw>タグ配下)の値を編集して変更できます。
初期設定ファイル(config.xml)の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,初期設定ファイル(config.xml)について説明している個所を参照してください。