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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


4.3.1 Storeデータベースのレコード保存期間の考え方について

Storeデータベースの格納ディレクトリの名称は,データの格納を開始した時点の日付になります。この日付はGMTを基準としています。このため,JST(GMT +09:00)など,GMTより先行するタイムゾーンを設定しているシステムの場合,レコード格納ディレクトリ数はレコード保存期間よりも多くなることがあります。例えば,システムのタイムゾーンがJST(GMT +09:00)の場合,格納ディレクトリの名称は,データの格納を開始した時点より9時間前の日付になります。そのため,格納ディレクトリの名称はデータ格納開始日の前日になることがあります。

例えば,タイムゾーンがJSTのシステムで,週レコードの保存期間を2(週)と設定している場合,週レコードが保持される格納ディレクトリ数は3になります。現在の日付が「10月22日(水曜日)」の場合,10/8〜10/22の期間のレコードがStoreデータベースに保持されます。10/8のパフォーマンスデータは,週レコードの保存開始日(10/06)をGMTに換算した日付である「1005」ディレクトリに格納されます。同様に,現在の週のパフォーマンスデータは「1019」ディレクトリに格納されます。したがって,格納ディレクトリは,次の図に示すとおり「1005」「1012」「1019」の3つになります。

[図データ]