4.1.4 パフォーマンスデータをエクスポートする
Storeデータベースに格納されているパフォーマンスデータをテキストファイルにエクスポートできます。データをエクスポートするには,jpctool db dumpコマンドを使用します。
なお,このコマンドは,jpctool db importコマンドのインポート用ファイルを作成するコマンドではありません。テキストファイルを出力するためだけのコマンドです。
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PFM - AgentまたはPFM - RMがインストールされているホストにログインする。
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jpctool service listコマンドを実行し,Name Serverサービス,Master Managerサービス,およびMaster Storeサービスが起動されているか確認する。
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例えば,PFM - Agent for Platform(Windows)のホストhost02のProcessor Overview(PI_PCSR)レコードに格納されているパフォーマンスデータのうち,2006年07月10日午前2時(GMT)から午後2時59分(GMT)までのパフォーマンスデータを「pcsr.out」というファイルにエクスポートする場合は,次のように指定します。
jpctool db dump -id TS* -host host02 -stime 2006/07/10 02:00 -etime 2006/07/10 14:59 -f pcsr.out -dbid PI -rec PCSR
コマンド実行が正常に終了すると,次のファイルにパフォーマンスデータのエクスポートファイルが出力されます。
物理ホストの場合
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Windowsの場合
インストール先フォルダ\xxxx※1\store[\インスタンス名]※2\dump\pcsr.out
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UNIXの場合
/opt/jp1pc/xxxx※1/store[/インスタンス名]※2/dump/pcsr.out
論理ホストの場合
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Windowsの場合
環境ディレクトリ\jp1pc\xxxx※1\store[\インスタンス名]※2\dump\pcsr.out
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UNIXの場合
環境ディレクトリ/jp1pc/xxxx※1/store[/インスタンス名]※2/dump/pcsr.out
- 注※1
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「xxxx」は,PFM - AgentまたはPFM - RMのサービスキーを示します。例えば,PFM - Agent for Oracleの場合は「agto」,PFM - Agent for Platform(Windows)の場合は「agtt」のように,PFM - AgentまたはPFM - RMによって決まっています。サービスキーについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録の,命名規則について説明している個所を参照してください。
- 注※2
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1つのホスト上で複数のサービスのセットを起動できるアプリケーションプログラムを監視するPFM - AgentまたはPFM - RMの場合,「Store」ディレクトリの下にインスタンス名のディレクトリがあります。
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