2.1.1 ユーザー認証モードとは
Performance Managementでは,稼働監視システム内でユーザーアカウントを管理する場合と,統合運用管理システムでユーザーアカウントを一元管理する場合とで,ユーザーアカウントの管理方式を選択できます。このマニュアルでは,前者を「PFM認証モード」,後者を「JP1認証モード」と呼びます。
- PFM認証モード
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Performance Managementで作成した「Performance Managementユーザー」で,PFM - Web Consoleにログインします。ユーザーアカウントはPFM - Managerで管理されます。Performance Managementシステムでの標準のユーザーアカウント管理方式であり,デフォルトで設定されています。
- JP1認証モード
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統合管理製品(JP1/IM)の認証サーバであるJP1/Baseで作成した「JP1ユーザー」で,PFM - Web Consoleにログインします。ユーザーアカウントはJP1/Baseで管理されます。このモードで使用するときは,PFM - ManagerをインストールしたホストにJP1/Baseをインストールする必要があります。
- 注意
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論理ホスト環境のPFM - ManagerでJP1認証モードの設定を実施する場合,同一論理ホスト上にJP1/Baseが動作している必要があります。
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JP1認証モードを使用するためには,JP1/Baseが使用する認証サーバの設定を実施する必要があります。ただし,JP1/Baseの認証サーバはPFM - Managerと同一ホストである必要はありません。JP1/Baseが使用する認証サーバの設定については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
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PFM - Managerをクラスタシステムで運用している環境でJP1認証モードを使用する場合,JP1/Baseもクラスタシステムで運用する必要があります。
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監視二重化の構成の場合,PFM - ManagerでJP1認証モードの設定を実施するとき,プライマリーとセカンダリーそれぞれのホストにJP1/Baseをインストールし,認証サーバの設定を実施する必要があります。
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JP1/BaseでSSL通信を有効に設定した状態でJP1認証モードを使用する場合,JP1/BaseおよびPFM - Managerのバージョンが11-00以降である必要があります。
SSL通信有効の設定については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
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