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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


1.8.3 Windowsマシンでの起動について

Windowsマシンで,jpcspm startコマンドを実行してPerformance Managementプログラムのサービスを起動する際にほかのWindowsサービスの起動が並行して動作した場合,Performance Managementプログラムのサービスが起動できないことがあります。この場合,KAVE05163-Eメッセージが共通メッセージログに出力されます。

このメッセージが出力された場合は,メッセージの対処方法に従って対処してください。

頻繁にこのメッセージが出力される場合,自動的にjpcspm startコマンドによってサービスの起動がリトライされる間隔および回数を,変更してください。リトライ間隔およびリトライ回数を変更すれば,サービスコントロールマネージャーが原因のサービス起動失敗を回避できます。

リトライ間隔およびリトライ回数を変更する場合は,jpccomm.iniファイルの内容を直接編集します。jpccomm.iniファイルで編集するセクション名,ラベル名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。

セクション名

ラベル名

値の範囲

デフォルト値

説明

[Tools Section]

StartService Retry Interval

30〜600※1

45

サービス起動のリトライ間隔(単位:秒)

StartService Retry Count

0〜120※2

3

サービス起動のリトライ回数(単位:回)

注※1

29以下を指定した場合は30を,601以上を指定した場合は600を指定したものとして動作します。

注※2

-1以下を指定した場合は0を,121以上を指定した場合は120を指定したものとして動作します。

jpccomm.iniファイルは,インストール先フォルダに格納されています。

リトライ間隔およびリトライ回数を変更する手順を次に示します。

  1. テキストエディターなどで,jpccomm.iniファイルを開く。

  2. リトライ間隔およびリトライ回数を変更する。

    次のラベルの値を変更します。

    [Tools Section]
    StartService Retry Interval=45
    StartService Retry Count=3
  3. jpccomm.iniファイルを保存して閉じる。