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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 設計・構築ガイド


付録F.9 NNMと連携している場合のアンセットアップについて

NNM連携機能のアンセットアップ手順を次に示します。アンセットアップは,すべてNNMがインストールされているホストで実施します。

〈この項の構成〉

(1) SNMPトラップの送信先を削除する

  1. 監視コンソールのWebブラウザからPFM - Web Consoleにログインする。

    管理ユーザー権限を持つユーザーアカウントでログインします。

  2. [メイン]画面のナビゲーションフレームで[サービス階層]タブを選択する。

  3. [サービス階層]画面のナビゲーションフレームで,[PFM - Manager]フォルダを選択する。

  4. PFM - Manager の各サービスからTrap Generatorサービスを選択する。

    Trap Generatorサービスは,名前の先頭が「PC」で始まるサービスまたは「<Trap Generator>」です。

    選択したTrap Generatorサービスにチェックマークが表示されます。

  5. メソッドフレームの[プロパティ]メソッドを選択する。

  6. Trap Generator サービスの[サービスのプロパティ]画面の階層表示されたプロパティから「ADD OR DELETE A TRAP DESTINATION」フォルダを選択する。

  7. インフォメーションフレームの下部に表示されたプロパティの[DELETE A DESTINATION]で,プルダウンメニューから削除したいSNMPトラップの送信先ホスト名またはIPアドレスを選択する。

  8. [完了]または[適用]ボタンをクリックする。

    「Trap Destinations」フォルダの下の,選択したSNMPトラップの送信先のフォルダが削除されます。

(2) NNMからPFM - AgentまたはPFM - RMのシンボルを削除する

ovwを起動して,PFM - AgentまたはPFM - RMのシンボルをすべて削除してください。

(3) アンセットアップコマンドを実行する

Performance Managementが提供するアンセットアップコマンドを実行します。コマンドを実行すると,NNMと連携するための環境設定が削除され,NNM連携機能のサービスが停止します。

実行するコマンドは,jpcconf ov disableコマンドです。

(4) NNMに登録した情報を削除する

アンセットアップコマンドで削除されなかった,NNMの表示に関する定義などを削除します。

重要

次の(a)〜(c)の操作を実行すると,PFM - AgentまたはPFM - RMのシンボルやイベントが正しく表示されなくなります。

(a) MIB OIDの削除

ovwのメニューから[オプション]−[MIBのロード/アンロード]を選択し,jp1pc.oidをアンロードします。

(b) SNMPイベント定義の削除

  1. ovwのメニューから[オプション]−[イベント設定]を選択する。

  2. [イベント設定]ダイアログボックスの[エンタープライズ]から[PerformanceManagementTrap]を選択する。

  3. エンタープライズPerformanceManagementTrapに対するイベントについて[編集]−[イベント]−[削除]を選択して削除する。

  4. すべてのイベントを削除したら,[編集]−[エンタープライズ]−[削除]を選択して[PerformanceManagementTrap]を削除する。

  5. [編集]−[追加アクション]を選択する。

  6. [追加アクションの編集]ダイアログボックスの[Performance Management レポート表示]を削除する。

(c) 定義ファイルの削除

次に示すファイルを削除します。

  • Windowsの場合

    NNMのインストール先フォルダ\fields\C\jpcovobj.frf

    NNMのインストール先フォルダ\snmp_mibs\vendor\Hitachi\jp1pc.oid

    NNMのインストール先フォルダ\symbols\C\jp1pcフォルダ以下すべて

  • UNIXの場合

    $OV_FIELDS/C/jpcovobj.frf

    $OV_SNMP_MIBS/Vendor/Hitachi/jp1pc.oid

    $OV_SYMBOLS/C/jp1pcディレクトリ以下すべて

    $XXXX」は,NNMで定義されている環境変数を示します。

NNMの環境変数については,マニュアル「JP1/Cm2/Network Node Manager ネットワーク管理ガイド」またはHP NNMのマニュアルを参照してください。