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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 設計・構築ガイド


付録A.8 アラームに関連づけるアクションの制限値

1つのAction Handlerサービスに設定できるアクション数の最大数は,60,000です。

アクション数とはアラーム設定でのコマンドまたはEメールの異常,警告,正常の数の総和となります。(SNMPはtrap generatorを使用するため対象外です)。

1つのAction Handlerサービスに設定できるアクション数と設定できないアクション数の例を次に示します。

この例では前提として,アラームが20,000個あり,1つのAction Handlerサービスにそれぞれの設定ができるかどうかを判定しています。

〈この項の構成〉

(1) 設定できる例

Eメールの異常,警告,および正常を設定したい

この場合,アクション数はEメールの異常,警告,および正常 の3つであり,合計のアクション数は20,000 × 3=60,000となります。

アクション数が最大数の60,000を超えていないため,設定できます。

SNMPの異常,コマンドの警告,Eメールの異常を設定したい

この場合,アクション数はコマンドの警告,およびEメールの異常の2つであり,合計のアクション数は20,000 × 2= 40,000となります。(SNMPは対象外となります)。

アクション数が最大数の60,000を超えていないため,設定できます。

(2) 設定できない例

コマンドの警告,Eメールの異常,警告,および正常を設定したい

この場合,アクション数はコマンドの警告,Eメールの異常,警告,および正常の合計4つであり,合計のアクション数は20,000 × 4 = 80,000となります。

アクション数が最大数の60,000を超えているため,設定できません。

コマンドの警告,正常,およびEメールの異常,警告,および正常を設定したい

この場合,アクション数はコマンドの警告,正常,およびEメールの異常,警告,および正常の5つであり,合計のアクション数は20,000 × 5= 100,000となります。

アクション数が最大数の60,000を超えているため,設定できません。