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JP1 Version 12 JP1/Performance Management 設計・構築ガイド


5.4.1 共通メッセージログのファイルサイズの設定手順

共通メッセージログは,PFM - Manager,PFM - Base,PFM - Agent,およびPFM - RMで出力されます。デフォルトでは,共通メッセージログのログファイルとして,8,192キロバイトのファイルが2ファイル使用されます。共通メッセージログのファイルサイズを変更したい場合に必要な設定です。

ファイルサイズを変更したい場合は,jpccomm.iniファイルの内容を直接編集します。jpccomm.iniファイルは,次の場所に格納されています。

物理ホストの場合
UNIXの場合

/opt/jp1pc/

論理ホストの場合
UNIXの場合

環境ディレクトリ/jp1pc/

jpccomm.iniファイルで編集するラベル名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。

表5‒18 共通メッセージログのファイルサイズ設定項目(jpccomm.iniの[Common Section]セクション)

設定項目

ラベル名

設定できる値

デフォルト値

共通メッセージログを格納するファイルのサイズ

(キロバイト)

Common Msglog Size

4〜32,768

8,192

注※

新規インストールの場合は8,192となります。バージョンアップインストールの場合はバージョンアップ前に設定した値となります。

手順を次に示します。

  1. Performance Managementのプログラムおよびサービスを停止する。

    Performance Managementのプログラムおよびサービスが起動されている場合は,すべて停止してください。

  2. テキストエディターなどで,jpccomm.iniファイルを開く。

  3. 共通メッセージログのファイルサイズを変更する。

    次に示す網掛け部分を修正してください。

    [図データ]

    注意

    • 行頭および「=」の前後には空白文字を入力しないでください。

    • jpccomm.iniファイルには,共通メッセージログのファイルサイズ以外にも,定義情報が記述されています。[Common Section]セクションのCommon Msglog Size以外の値は変更しないようにしてください。必要な項目以外の値を変更すると,Performance Managementが正常に動作しなくなることがあります。

  4. jpccomm.iniファイルを保存して閉じる。

注意

共通メッセージログファイルの設定は,同一ホスト上のPerformance Managementプログラムで共通です。