5.3.9 PFM - Managerの物理ホスト名の変更手順
PFM - Managerホスト名を変更する場合,次のホストでの作業が必要です。
-
PFM - Managerホスト
-
PFM - Web Consoleホスト
-
PFM - AgentまたはPFM - RMホスト
-
監視コンソール
作業の流れを次の図に示します。
なお,JP1/SLMと連携している場合には作業の前に,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,JP1/SLMと連携したあとにホスト名を変更する場合の流れについて説明している個所を参照してください。
|
作業手順を,図中の手順番号に沿って次に示します。
-
ホスト名を変更するPFM - Managerホストの監視を一時停止する。
ホスト名変更の操作中のヘルスチェックイベントを抑止したい場合は,PFM - Managerホストのjpctool monitor suspendコマンドまたは監視コンソールを使用して,ホスト名を変更するPFM - Managerホストの監視を一時停止します。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
監視の一時停止の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,監視の一時停止および再開について説明している章を参照してください。
-
変更後のホスト名を指定して監視を一時停止する。
手順1で監視を一時停止させた場合,あわせて変更後のホスト名を指定して監視を一時停止する必要もあります。
この場合,PFM - Managerホストのjpctool monitor suspendコマンドの-forceオプションを使用してください。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
-
ヘルスチェックエージェントの設定を削除する。
ヘルスチェック機能を使用している場合,ヘルスチェックエージェントのエージェント定義の削除(エージェント階層の管理フォルダからの削除,アラームテーブルの関連づけの削除)を,PFM - Web Consoleから実施します。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
エージェントの定義を変更する手順の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,エージェントの監視について説明している章,およびアラームによる稼働監視について説明している章を参照してください。
-
PFM - AgentまたはPFM - RMの設定を削除する。
ホスト名を変更するPFM - Managerと同一ホストにインストールしているPFM - AgentまたはPFM - RMホストのエージェント定義の削除(エージェント階層の管理フォルダからの削除)を,PFM - Web Consoleから実施します。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
エージェントの定義を変更する手順の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,エージェントの監視について説明している章を参照してください。
-
PFM - Web Consoleホストでサービスを停止する。
ホスト名を変更するPFM - Managerに接続するPFM - Web ConsoleホストでPerformance Managementのプログラムおよびサービスをすべて停止します。サービスの停止にはjpcwstopコマンドを使用してください。
監視二重化の構成の場合,プライマリーとセカンダリーの両方で実施します。
-
PFM - AgentまたはPFM - RMホストでサービスを停止する。
ホスト名を変更するPFM - Managerに接続するPFM - AgentまたはPFM - RMホストでPerformance Managementのプログラムおよびサービスをすべて停止します。サービスの停止にはjpcspm stopコマンドを使用してください。
-
PFM - Managerホストでサービスを停止する。
ホスト名を変更するPFM - ManagerホストでPerformance Managementのプログラムおよびサービスをすべて停止します。サービスの停止にはjpcspm stopコマンドを使用します。
監視二重化の構成の場合,プライマリーとセカンダリーの両方で実施します。
-
PFM - Managerホストの監視ホスト名を変更する。
ホスト名を変更するPFM - Managerホストでjpcconf host hostnameコマンドを実行して監視ホスト名を変更します。
物理ホスト名をhostBに変更する場合のコマンドの実行例を次に示します。
jpcconf host hostname -newhost hostB -d /var/tmp/backup -dbconvert convert
- 注意
-
上記のコマンドを実行後,次の手順でホスト名を変更するまで,Performance Managementのコマンドを実行しないでください。
jpcconf host hostnameコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
- メモ
-
jpcconf host hostnameコマンドの-dオプションに指定するディレクトリには,目安として,指定したホストに存在するPFM - AgentおよびPFM - RMのStoreデータベース容量およびインポートディレクトリにあるデータベース容量の合計と同量の空きディスク容量が必要です。ただし,Storeデータベースの格納先ディレクトリおよびインポートディレクトリを変更している場合,変更後のディレクトリのデータベース容量を基に,必要なディスク容量を算出してください。
例えば,指定したホストに,ヘルスチェックエージェント,PFM - Agent for Platform,およびPFM - Agent for Oracleがある場合,それぞれのStoreデータベースの容量およびインポートディレクトリにあるデータベース容量を合計した値の空きディスク容量が必要となります。なお,PFM - ManagerのMaster StoreサービスのStoreデータベースの容量は合計に含める必要はありません。
-
PFM - Managerホストの物理ホスト名を変更する。
PFM - Managerホストの物理ホスト名を変更します。
監視二重化の構成の場合,ホスト名を変更しないPFM - Managerホストでは,接続先PFM - Managerの設定を変更します。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,接続先PFM - Managerを二重化する方法について説明している章を参照してください。
-
必要に応じて,Performance Managementのシステム内で変更後のホスト名で名前解決できるようにjpchostsファイル,hostsファイル,およびDNSの設定を変更する。
マシンの再起動が必要な場合は,再起動後にPerformance Managementのプログラムおよびサービスが自動起動しないように,設定を変更しておいてください。PFM - Managerホスト上での作業が完了したあと,Performance Managementのプログラムおよびサービスが自動起動するように,設定を元に戻してください。
-
必要に応じて,PFM - Agent固有の手順を実行する。
ホスト名を変更したPFM - ManagerホストにPFM - Agentがインストールされている構成では,PFM - Agent固有の手順が必要な場合があります。
表5‒16 PFM - Agent固有の手順の要否 構成
手順の要否と参照先
PFM - Managerホストにインストールされているのが,PFM - Agent 09-00以降の場合
PFM - Agent固有の手順の要否は,PFM - Agentごとに異なります。PFM - Agent固有の手順については,各PFM - Agentマニュアルの,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
PFM - Managerホストにインストールされているのが,PFM - Agent 09-00未満の場合
次のPFM - Agentがインストールされている場合
-
PFM - Agent for Cosminexus
-
PFM - Agent for Domino
-
PFM - Agent for Enterprise Applications
PFM - Agent固有の手順が必要です。固有の手順については「5.3.13 物理ホスト名変更の際に必要に応じて実施するPFM - Agent固有の手順」を参照してください。
上記以外の場合
PFM - Agent固有の手順は不要です。
PFM - Agent固有の手順が必要な場合は,表の参照先に示された手順を済ませてから次の手順に進んでください。
-
-
PFM - Managerホストでサービスを起動する。
PFM - Managerホスト上のPerformance Managementのプログラムおよびサービスを起動します。サービスの起動にはjpcspm startコマンドを使用します。
監視二重化の構成の場合,プライマリーとセカンダリーの両方で実施します。
-
PFM - Managerホストでサービス情報を削除する。
PFM - Managerホストのホスト名を変更しても,変更前のホスト名が付けられたPerformance Managementプログラムのサービス情報は変更されないため,不要な情報を削除する必要があります。監視二重化の構成の場合,プライマリーとセカンダリーの両方で実施します。
削除対象のサービス情報の種類と確認方法を次に示します。
変更前のホスト上のサービス情報
次のコマンドで表示される項目すべてが削除対象です。
jpctool service list -id "*" -host 変更前のホスト名
サービスIDに変更前のホスト名を含むサービス情報
次のコマンドで表示される項目のうち,[Service ID]列に変更前のホスト名を含むものが削除対象です。
jpctool service list -id "*"
サービス情報は,jpctool service deleteコマンドを使用して削除します。
変更前のホスト上にあるサービス情報は,次に示すコマンドで削除します。
jpctool service delete -id "*" -host 変更前のホスト名
また,サービスIDに変更前のホスト名を含むサービス情報は,次に示すコマンドで削除します。
jpctool service delete -id "???変更前のホスト名" -host 変更後のホスト名
なお,コマンド実行時にKAVE05233-Wメッセージが出力され,サービス情報の削除に失敗する場合,次のように指定してコマンドを再実行してください。
jpctool service delete -id "*" -host 変更前のホスト名 -force jpctool service delete -id "???変更前のホスト名" -host 変更後のホスト名 -force
- メモ
-
jpctool service listコマンドでは,DB上に残っている,変更前のホスト名を含む古いサービス情報が表示されない場合があります。このようなサービス情報も,DB上から削除する必要があるため,ここで示したjpctool service deleteコマンドは必ず実行してください。
各コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
-
PFM - Managerのサービス情報を反映する。
PFM - Web Consoleにサービス情報の削除を反映するため,PFM - ManagerとPFM - Web Consoleのサービス情報を同期します。サービス情報を同期するにはjpctool service syncコマンドを使用してください。
監視二重化の構成の場合,プライマリーとセカンダリーの両方で実施します。
jpctool service syncコマンドで同期したサービス情報が反映されるタイミングは,PFM - Web Consoleのバージョンによって異なります。jpctool service syncコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
-
必要に応じて,業務グループの構成を変更する。
ホスト名を変更したPFM - Managerホストが,業務グループに割り当てられている場合は,業務グループの構成を変更する必要があります。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
手順の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,ユーザーアカウントと業務グループの管理について説明している章を参照してください。
-
PFM - AgentまたはPFM - RMホストで接続先PFM - Managerの設定を変更する。
ホスト名を変更したPFM - Managerに接続するPFM - AgentまたはPFM - RMホストで,接続先PFM - Managerの設定を変更します。接続先PFM - Managerの設定の変更は,jpcconf mgrhost defineコマンドを使用します。例えば,接続先PFM - Managerのホスト名がhostBに変更された場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpcconf mgrhost define -host hostB
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf mgrhost defineコマンドは非対話形式でも実行できます。jpcconf mgrhost defineコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
-
PFM - AgentまたはPFM - RMホストでサービスを起動する。
ホスト名を変更したPFM - Managerに接続するPFM - AgentまたはPFM - RMホストでPerformance Managementのプログラムおよびサービスを起動します。サービスの起動にはjpcspm startコマンドを使用してください。
-
PFM - Web Consoleホストで,接続先PFM - Managerの設定を変更する。
ホスト名を変更したPFM - Managerに接続するPFM - Web Consoleホストで,接続先PFM - Managerの設定を変更します。接続先PFM - Managerの設定を変更するには,初期設定ファイル(config.xml)ファイルを変更します。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,定義ファイルについて説明している章を参照してください。
-
PFM - Web Consoleホストでサービスを起動する。
ホスト名を変更したPFM - Managerに接続するPFM - Web ConsoleホストでPerformance Managementのプログラムおよびサービスを起動します。サービスの起動にはjpcwstartコマンドを使用してください。
-
ヘルスチェックエージェントの定義を再設定する。
ヘルスチェック機能を利用している場合,ホスト名変更後のヘルスチェックエージェントの定義(手順3で削除した定義)を再設定します。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
-
PFM - AgentまたはPFM - RMの定義を再設定する。
ホスト名を変更したPFM - Managerと同一ホストにインストールしているPFM - AgentまたはPFM - RMの定義(手順4で削除した定義)を再設定します。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
-
アラームの設定を更新する。
次の場合,PFM - Managerホストのjpctool alarmコマンドまたは監視コンソールを使用して,アラームの設定を更新する必要があります。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
-
アクションの実行先アクションハンドラにPFM - Managerホストのアクションハンドラを指定している場合
アラームを編集して,アクションを実行するアクションハンドラとして「PH1<変更後のPFM - Managerホスト名>」を設定してください。
-
アクションでJP1イベントを発行している場合
アクションのJP1イベントの設定を再度行ってください。
アラーム編集方法の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,アラームによる稼働監視について説明している章を参照してください。
-
-
JP1システムイベントの設定を更新する。
次のどちらかの条件を満たす場合,PFM - Web ConsoleからJP1システムイベントの設定を更新する必要があります。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
-
変更前のホスト名を,JP1システムイベントのJP1/Base接続先のイベントサーバ名に指定している。
-
変更前のホスト名を,JP1システムイベントの監視コンソールのホスト名に指定している。
JP1システムイベントの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,統合管理製品(JP1/IM)と連携した稼働監視について説明している章を参照してください。
-
-
変更前のホスト名を指定して監視を再開する。
手順1で監視を一時停止した場合,変更前のホスト名に関する監視の一時停止の設定情報を削除するため,変更前のホスト名を指定して監視を再開する必要があります。
この場合,PFM - Managerホストのjpctool monitor resumeコマンドの-forceオプションを使用してください。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
-
ホスト名を変更したPFM - Managerホストの監視を再開する。
手順2で監視を一時停止した場合,PFM - Managerホストのjpctool monitor resumeコマンドまたは監視コンソールを使用して,PFM - Managerホストの監視を再開します。
監視二重化の構成の場合,プライマリー側で実施します。
-
プライマリーとセカンダリー間で定義情報を一致させる。(監視二重化の場合)
プライマリーから二重化用の定義情報をエクスポートしたあとで,セカンダリーにインポートし,プライマリーとセカンダリー間で定義情報を一致させます。
定義情報を一致させる手順の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の定義情報の二重化について説明している個所を参照してください。
-
設定変更後の確認を実施する。
設定変更後は,次の確認をしてください。
-
パフォーマンスデータの収集
パフォーマンスデータの収集間隔(Collection Interval)に指定している時間の2倍以上の期間は,稼働させて問題なく収集できるか確認します。
-
jpcrptコマンドの実行
収集したパフォーマンスデータが問題なく出力できるか確認します。
-
レポート定義およびアラーム定義の確認
Webブラウザで作成したレポート定義およびアラームの定義が問題ないか確認します。
-
アクション実行の確認
作成したアラームのアクション実行が問題なく実行できるか確認します。
-