4.4.12 Agentホストリモート操作制限オプションおよびAgent間直接情報参照抑止オプションの設定手順
Agentホストリモート操作制限オプションおよびAgent間直接情報参照抑止オプションを使用すると,PFM - Baseのコマンドで操作できるホストを,ローカルホストに限定できます。
それぞれのオプションの詳細については,「3.9.4 コマンドの操作対象ホストを制限する設定」を参照してください。
また,これらのオプションを設定するには,jpccomm.iniファイルの内容を直接編集します。jpccomm.iniファイルは,次の場所に格納されています。
- 設定するホストが物理ホストの場合
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- Windowsの場合
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インストール先フォルダ
- 設定するホストが論理ホストの場合
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- Windowsの場合
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環境ディレクトリ\jp1pc\
(1) Agentホストリモート操作制限オプションの設定の変更
Agentホストリモート操作制限オプションは,PFM - Managerホストで設定します。
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PFM - Managerのサービスをすべて停止する。
PFM - Managerのサービスが起動されている場合は,jpcspm stopコマンドですべて停止してください。クラスタシステムを利用している場合は,クラスタソフトから停止してください。
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テキストエディターなどで,PFM - Managerホストのjpccomm.iniファイルを開く。
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Agentホストリモート操作制限オプションの利用有無を設定する。
jpccomm.iniファイル中の[Common Section]セクションで次のラベルの値を変更します。
- 有効にする場合
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Agent Remote Protection=1
- 無効にする場合
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Agent Remote Protection=0
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jpccomm.iniファイルを保存して閉じる。
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jpcspm startコマンドでPFM - Managerのサービスを起動する。
クラスタシステムを利用している場合は,クラスタソフトから起動してください。
(2) Agent間直接情報参照抑止オプションの設定の変更
Agent間直接情報参照抑止オプションは,コマンド実行時に-hostオプションで指定された対象ホスト側で,ステータス情報の提供を拒否するための機能です。このため,それぞれの対象ホストで設定します。
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PFM - AgentまたはPFM - RMホストのすべてのPerformance Managementサービスを停止する。
Performance Managementのサービスが起動されている場合は,jpcspm stopコマンドですべて停止してください。クラスタシステムを利用している場合は,クラスタソフトから停止してください。
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テキストエディターなどで,PFM - AgentまたはPFM - RMホストのjpccomm.iniファイルを開く。
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Agent間直接情報参照抑止オプションの利用有無を設定する。
jpccomm.iniファイル中の[Common Section]セクションで次のラベルの値を変更します。
- 有効にする場合
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Service List Protection=1
- 無効にする場合
-
Service List Protection=0
-
jpccomm.iniファイルを保存して閉じる。
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jpcspm startコマンドでPerformance Managementサービスを起動する。
クラスタシステムを利用している場合は,クラスタソフトから起動してください。