2.1 機能の解説
- JP1イベントを発行する
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JP1/IMでは,アプリケーション固有のログファイル,SNMPトラップ,WindowsのイベントログなどをJP1イベントに変換してイベント監視ができます。しかし,個々のアプリケーションのイベント属性値などを独自にきめ細かく設定することはできません。
JP1/BaseのJP1イベント発行関数を使用することによって,ユーザー独自のイベント属性(拡張属性の固有情報)を付加した独自イベントをユーザーアプリケーションから直接,発行できるようになります。
JP1/IMでは,定義ファイルを作成することによって,独自イベントのユーザー独自のイベント属性(拡張属性の固有情報)を[イベント詳細]画面に表示できます。
JP1(独自)イベントの発行からユーザー独自のイベント属性の表示までの概要を次の図に示します。
図2‒1 JP1(独自)イベントの発行からユーザー独自のイベント属性の表示までの概要 - JP1イベントを取得する
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JP1/Baseでは,システム内で発生するさまざまな事象をJP1イベントとしてイベントDBに登録,管理しています。しかし,ユーザーアプリケーションでは,このJP1イベントを直接利用することはできません。
JP1/BaseのJP1イベント取得関数を利用することによって,ユーザーアプリケーションが,JP1/BaseのイベントDBからJP1イベントを直接取得し,利用できるようになります。
JP1イベントの取得の概要を次の図に示します。
図2‒2 JP1イベントの取得
- 〈この節の構成〉